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2級施工管理技術検定―受験者数11万人超に/17年度、受験機会拡大策が奏功  [2018年4月9日1面]

 建設業法に基づく施工管理技術検定で、17年度の2級受験者数が2000年度以来17年ぶりに11万人を超えた。若年層の受験者が多い「学科のみ試験」を土木と建築の2種目で年2回実施。06年度に学科のみ試験を創設して以来初めて、2種目それぞれで1万人を突破した。国土交通省は受験機会の拡大を進めており、「これまでの取り組みの積み重ねが徐々に浸透し、受験者数の増加につながってきた」(建設業課)とみている。
 技術検定は、監理技術者や主任技術者になれる国家資格「施工管理技士」を取得するための試験。土木、建築、管工事、電気工事、建設機械、造園の6種目で1級と2級があり、学科試験と実地試験を受ける。受験者と合格者の平均年齢も上昇傾向にあるため、国交省は技術力の水準維持に配慮しながら、若年層の受験機会の拡大や受験要件の緩和を進めている。
 16年度には2級の学科のみ試験を17歳で受験できるよう要件を緩和した。17年度からは土木種目のうち「土木」と、建築種目のうち「建築」の2種別で試験を年に2回実施。この結果、受験者数は土木1万2395人、建築1万0803人となり、学科のみ試験の受験者数が過去最多を記録した。
 「学科・実地試験」を含め2級全体では、土木が4万2679人で05年度以来4万人を超えた。建築は3万3197人となり、4年連続で過去最多を更新した。6種目合計は11万1227人。01年以降で最多の受験者数となった。
 近年は1、2級ともに女性の受験者数が増加しており、合格率も高い。この6年間は1級学科、1級実地、2級学科、2級実施のすべてで男性の合格率を上回っている。
 国交省は担い手確保の一環として、若年層の受験者が多く、高校在学中の合格者の増加が期待できる2級学科試験を、18年度からすべての種目で年2回実施。建設業界に入職・在職する動機付けの強化を図る。さらに技術検定制度について実地受験での学科免除回数の拡大や、学科合格者に対する名称「技士補」(仮称)の付与などの検討を予定している。

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