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日建連/建築省人化事例集作成/皆が使える技術・工法108件、HPで情報提供  [2018年4月13日2面]

「鉄骨梁・デッキのユニット化」のシートのイメージ

 日本建設業連合会(日建連、山内隆司会長)は、建築工事の省人化技術・工法をまとめた事例集を策定した。メーカーなどが開発した省人化や生産性向上に役立つ技術・工法を会員企業から集め、ホームページ(HP)で事例集を公開。仮設、躯体、IT(情報技術)化など9分類ごとに計108件の事例を収録している。検索機能を備えており、「皆が使える省人化技術・工法」として広く情報発信する。
 HPの建築のコンテンツに12日、「生産性向上・省人化への取組み事例」(http://www.nikkenren.com/kenchiku/saving/)を開設した。
 ▽仮設(事例件数15)▽基礎(12)▽RC躯体(31)▽S躯体(12)▽外装(13)▽内装(8)▽外構(6)▽IT化(4)▽特殊構工法(7)-9項目で、各事例を1枚のシートにまとめた。概要や特徴・適用条件・注意事項、メーカー名などを分かりやすく記載。特徴などをつかめるよう写真や図を多くした。
 特徴が品質、コスト、工期、安全、環境のどれに該当するかも分かる。シートはPDFで閲覧でき、一括ダウンロードが可能。検索はキーワードに加えて、検討時期(営業、基本設計、施工準備など)や部位・種別、職種ごとに行える。
 S躯体の事例であれば耐火被覆を施し、天井内設備の配管・配線を行った上で揚重しやすくした「鉄骨梁・デッキのユニット化」を掲載。揚重の回数や仕上げの期間が減り、工期を短縮できる特徴や、実施設計への組み込み、地組するための広い作業スペースが必要といった適用条件を記載してある。事例はアクセス数を踏まえ、追加・差し替えする。
 各事例は建築生産委員会施工部会の生産性向上専門部会に参加している14社から募った。一部は、特許の設定があり、メーカーやゼネコンに使用料を支払う必要があるものの、会社の規模や得意分野に制約されず、省人化や生産性向上に即効性のある事例を選出した。
 事例集の策定は、同専門部会による「現場の省人化・標準化の推進」の取り組みの一環。事例については、ベテランの技術者であっても2割ほど知らない技術・工法があり、日建連の担当者は、技術者のひらめき、気付きを促す効果や、若手の教育への活用に期待を寄せる。今秋には、会員企業に好評のアプリケーションなどをまとめた「お手軽・便利ICT(情報通信技術)ツール集」を公開する。

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