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5月18日
国交省/成田〜羽田間アクセス改善へ鉄道ルート案/都営浅草線に短絡線整備
 国土交通省は、成田と羽田の両空港間の鉄道アクセス改善に向けて07年度から検討を進めてきた新たなルート案について、都営浅草線の押上駅〜泉岳寺間延長11キロに短絡線を整備する案を選定した。成田空港の駅から都営浅草線押上駅までと、都営浅草線泉岳寺駅から羽田空港の駅までは既存線を活用し、押上〜泉岳寺間に新線を整備して成田・羽田両空港を50分台で結ぶ計画。押上〜泉岳寺間には「新東京駅」も整備し、都市内交通の利便性も高める。国交省は近く具体的な整備ルートや、新東京駅の位置・構造などの調査に入る。
 成田空港の平行滑走路延伸完成(10年3月)と羽田空港のD滑走路完成(10年10月)による両空港の利用者増などを見据え、国交省は07年度から両空港を高速で結ぶ鉄道アクセスを検討。08年度には有識者や鉄道事業者、関係自治体などによるワーキンググループを設置し、既存ストックを活用しながら移動時間を短縮する四つの鉄道アクセス案の検討を進めてきた。
 4案は成田空港の駅から既存の成田高速鉄道アクセス線、北総線、京成線、都営浅草線を利用して都心部に入る点は同じだが、その後の接続が異なる。「案1」は都営浅草線の押上駅から宝町駅までは既存線を利用し、その後の宝町駅〜三田駅間に追い越し線を整備。「案2」は都営浅草線押上駅から泉岳寺駅間(延長11キロ)に短絡線を整備するが、新東京駅を経る。「案3」は都営浅草線押上駅から泉岳寺駅間(延長10キロ)に短絡線を整備するが、東京駅を経ない。「案4」は京成日暮里駅〜都営浅草線泉岳寺間(延長10キロ)に短絡線を整備する。4案ともに三田駅または泉岳寺駅以降は京浜急行を経て羽田空港につながる。
 国交省は最もアクセス時間を短縮でき、都市鉄道として最も需要が高い東京駅を経由する「案2」を選定。短絡線向けの東京駅は八重洲通り直下、丸ノ内線の直下、東京駅丸の内側にある仲通りの直下に駅を新設する3案を検討する。国交省は仲通り直下の新駅から斜め乗り換え通路を設けた場合、他路線(東京メトロ千代田線、都営三田線など)との乗り換え利便性が他の2案よりも高く、需要も大きいとみている。