BIMの課題と可能性

BIMの課題と可能性・35/樋口一希/建築主にとってのBIM運用・1 [2014年10月2日]

 日建設計と竹中工務店がBIM運用でチームを組み参画した学校法人北里研究所の新大学病院(相模原市)プロジェクト。14年5月7日のオープンを受けて北里大学病院へのヒアリングから取材はスタートした。



 □建築主(北里大学病院)の側がBIMの有効性を事前に認識してBIM運用を打診してきた□



 日建設計への事前調査...続きを読む

BIMの課題と可能性・34/樋口一希/概算見積もりソフトとBIMの連携・2 [2014年9月25日]

 『プレコンストラクション』により企画計画段階で積算(コスト検討)する概算見積もりソフト「Cost Navi Pro」(建築ソフト開発)。概算精度6%以内、同社検証物件の標準偏差で最大10%程度を実現した同ソフトとBIMモデル=3次元データとの連携の実際を報告する。



 □対象建物の形状(モデル)構築と合わせてBIMから3次元モデルを援用する機能も装備...続きを読む

BIMの課題と可能性・33/樋口一希/概算見積もりソフトとBIMの連携・1 [2014年9月18日]

 BIMモデル=3次元データを他のシステムと連携して有効利用する事例として、建築ソフトの概算見積もりソフト「Cost Navi Pro」について報告する。



 □建築の素人(施主)にも「建てる前になぜ、建築費(コスト)が分かるのか」は曖昧模糊□



 筆者のキャリアスタートは価格情報誌「積算ポケット手帳」。工事業...続きを読む

BIMの課題と可能性・32/樋口一希/組織論としてのBIM運用・3 [2014年9月11日]

 実施設計までBIM運用が可能との約2年間をかけた実証結果に基づき、組織としてBIM化を加速している千都建築設計事務所(千葉市美浜区)。建築技術者55名規模の組織事務所として「大上段からのBIM」ではなく、実利に徹したBIM(GLOOBE:福井コンピュータアーキテクト)運用を行っている。



 □設計の「作業」時間を半減し本来のデザイン・プランニングへと積極的...続きを読む

BIMの課題と可能性・31/樋口一希/組織論としてのBIM運用・2 [2014年9月4日]

 建築技術者総勢55人からなる千都建築設計事務所(千葉市美浜区)。約2年間をかけて計画的かつ戦略的に「組織論としてのBIM」運用を進め、設計者の経験値として、BIMのメリットを組織内に蓄積していった。



 □施主への説明にも3次元モデル+2次元図面(データ)を用いて合意形成の質を高める□


 鉄骨造3階建てのホテルにおい...続きを読む

BIMの課題と可能性・30/樋口一希/組織論としてのBIM運用・1 [2014年8月28日]

 千都建築設計事務所(千葉市美浜区)は1級建築士をはじめ、建築技術者総勢55人からなる。2012年7月から約2年間をかけて計画的かつ戦略的にBIM運用の「課題と可能性」を追求している。



 □BIMチーム5人でスタートした「組織論としてのBIM」への挑戦は実物件への援用に結実□


 2次元CADの普及期と同様、BIM=デ...続きを読む

BIMの課題と可能性・29/樋口一希/金沢工業大学におけるBIM利用実態の調査研究・3 [2014年8月21日]

 金沢工業大学大学院建築学専攻の下川雄一准教授らは、学生ともども、同校の非常勤講師を務める建築家の吉村寿博氏、地域の有志とコラボレーションする中で、BIM(ArchiCAD:グラフィソフトジャパン)も援用した実物件建設プロジェクトへの挑戦を続けている。



 □建築家による直接的な指導のもと建築について語り合いながら設計案のレベルを高める□...続きを読む

BIMの課題と可能性・28/樋口一希/金沢工業大学におけるBIM利用実態の調査研究・2 [2014年8月7日]

 わが国で初めてといえる設計事務所に限定したBIM運用に関するアンケートを基に上梓(じょうし)された論文「小規模設計組織におけるBIM利用実態の調査研究」。明らかになったBIMの課題と可能性をさらに見極めるため、金沢工業大学大学院建築学専攻の下川雄一准教授らは、学生ともども、学窓を飛び出し、地域の有志とコラボレーションする中で、実プロジェクトへの挑戦を始めた。



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BIMの課題と可能性・27/樋口一希/金沢工業大学によるBIM利用実態の調査研究・1 [2014年7月31日16面]

 金沢工業大学大学院建築学専攻の中川達心氏による修士論文「小規模設計組織におけるBIM利用実態の調査研究」を、指導教官の下川雄一准教授の了解を受けて紹介する。

 □BIMの本質が問われる中で行われた貴重な全国設計事務所へのアンケート□

 論文上梓は2013年2月。調査は13年1月9日から28日にかけて実施された。

 全国の日本建築家協会(JIA)会員(計4271人)を対象に「建築CAD...続きを読む

BIMの課題と可能性・26/樋口一希/広範囲に及ぶデータ援用の実際・2 [2014年7月24日]

 BIMモデル=3次元データを他のシステムと連携して有効利用する事例として、建築ピボットの建築物(非住宅)省エネルギー計算ソフトウェア「SAVE-建築」について報告する。



 □新たに制定されたPAL*(パルスター)に基づき設計対象建物の省エネルギー性能を算定□


 2012年12月(13年9月に一部改正)公布の「低炭素...続きを読む

BIMの課題と可能性・25/樋口一希/広範囲に及ぶデータ援用の実際・1 [2014年7月17日]

建築工程のさまざまな局面でBIMモデル=3次元データを他のシステムとの連携において有効利用する試みが現実のものとなりつつある。「建築とコンピュータ」の黎明期から建築系のソフトベンダーとして活躍している構造システム・グループの一員である建築ピボットを訪ね、同社のソフトウエアとBIMとの連携について調査した。



□建築系ソフトベンダーとして2016年ま...続きを読む

BIMの課題と可能性・24/樋口一希/鉄骨BIMで状況をブレークスルー・3 [2014年7月10日]

 鉄骨BIMソフト「KAPシステム」の運用メリットをファブリケーターと設備業者との関係に即して報告する。



 □困難を極める2次元図面に基づき行われている鉄骨本体(躯体)と設備情報との調整□


 構造設計システムとの連携では通り芯、階高情報、部材配置情報、部材断面形状が取り込み可能だ。3次元データの「見える化」効果がより...続きを読む

BIMの課題と可能性・23/樋口一希/鉄骨BIMで状況をブレークスルー・2 [2014年7月3日]

 建設業本体とファブリケーターとの関係について鉄骨BIMを通して俯瞰すると、BIM運用に関する現状の課題と可能性が透かし絵のように浮かび上がってくる。



 □3次元データに基づく正確な数量把握により、明確なコスト意識を関係者間で共有□


 建設業とファブリケーター双方にとって鉄骨BIM採用のメリットは明確だ。


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BIMの課題と可能性・22/樋口一希/鉄骨BIMで状況をブレークスルー・1 [2014年6月26日]

 大手建設業、設計事務所などを中心に、BIMの課題と可能性を探ってきたが、BIM運用の広がりはサブコン、設備機器メーカーなどを巻き込み、更なる進展を見せている。鉄骨BIMの現況を報告することから連載の第3クールをスタートする。



□最新の鉄骨BIMはどこまで進化したのか 片山ストラテックのFacebookページで体感□


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BIMの課題と可能性・21/樋口一希/BIMの「具体的な実利」とは [2014年6月19日]

BIMを取り巻く環境は大きく変化し、公表+報告できる事例も数多く、集まってきている。今回は、BIM運用の状況を更に掘り下げるため、これまでの調査、取材活動を取りまとめ、新たな展開も俯瞰する。



□執筆の主眼はBIMの「できる」ではなく「具体的な実利」を定量化すること□


BIMソフトベンダーは、BIMの「できる」を喧伝す...続きを読む