企業・経営

ゼネコン大手4社/15年3月期決算/工事採算悪化に歯止め、3社営業増益 [2015年5月14日1面]

 上場ゼネコン大手4社の15年3月期連結決算が13日出そろった。期初の手持ち工事が豊富だったのに加え、公共、民間工事とも受注が堅調で売り上げ計上が進んだことから全社が増収。完成工事総利益(粗利益)率が悪化した鹿島を除く3社が営業増益となった。大成建設は1994年度以来20年ぶりに営業利益700億円台を達成した。単体の受注高は大成建設、大林組、清水建設が国内土木の大型工事を獲得して伸ばした。16年3...続きを読む

太平洋セメント/3カ年経営計画/17年度に連結営業益800億円以上目標 [2015年5月13日3面]

 太平洋セメントは12日、15年度を初年度とする3カ年の中期経営計画を策定したと発表した。将来の国内セメント需要の減少に備えた収益基盤の強化と、徹底的なコストの削減を実行に移し、最終年度となる17年度に連結ベースで売上高9500億円以上(14年度8428億円)、営業利益800億円以上(654億円)を実現。「圧倒的なリーディングカンパニー」を目指す。同社は計画期間中のセメント内需を4600万~480...続きを読む

鹿島/3カ年経営計画/経常益650億円以上目標、領域広げ収益源多様化 [2015年5月13日1面]

 鹿島は12日、15~17年度の中期経営計画を発表した。東京五輪が開かれる20年度までの前半3カ年で、中核となる単体の建設事業を集中的に強化。グループが保有する技術やノウハウを組み合わせ、事業領域を拡充して業績向上を図る。最終年度に連結ベースで売上高1兆7500億円(単体1兆0800億円)程度、経常利益650億円(350億円)以上、自己資本当期純利益率(ROE)8・0%以上を目標に掲げた。
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パシコン/電力小売事業に参入/専門子会社設立、地域活性化事業も視野 [2015年5月13日3面]

 パシフィックコンサルタンツは、電気小売り事業に参入する。4月10日に子会社の「パシフィックパワー」を設立した。新会社は一般電気事業者(電力会社)の送電ネットワークを通じて地域に電力を供給する。電力小売りを足掛かりに自治体などと連携を深め、インフラマネジメント事業や地域活性化事業の受託などに結び付ける。パシフィックパワーは、電力の小売りと関連事業を行う専門会社で、電力小売りの全面自由化で民間事業者...続きを読む

大林組ら/ISSで航空産業向け先端材料実験/CNTの放射線・紫外線影響検証 [2015年5月12日1面]

 大林組は11日、静岡大学、有人宇宙システム(東京都千代田区、古藤俊一社長)と共同で、国際宇宙ステーション(ISS)の日本実験棟「きぼう」で航空宇宙産業向け先端材料の実験に乗りだすと発表した。鉄鋼の約20倍の強度を持つ「カーボンナノチューブ(CNT)」の耐久性を宇宙環境で検証するのが目的。船外の実験スペースに試験体を設置し、1~2年後に回収して放射線や紫外線などの影響を調べる。日本のゼネコンが宇宙...続きを読む

流通大手の15年度設備投資計画/既存店改装に重点/新規開発は抑制傾向 [2015年5月11日4面]

 ショッピングセンターや総合スーパーの開発・運営を手掛ける流通業界大手が15年度(15年3月~16年2月)以降の設備投資計画を公表した。最大手のイオンは15年度、前年度に比べ投資額が増加する見通しだが、当初計画していた新規店舗の開発ペースを減速させ、既存店舗の改装に重点を移す方針を打ち出した。イトーヨーカ堂、ユニーも、同様に既存店舗の改装や建て替えに重点を置いた投資計画を策定。最近の建設コスト高騰...続きを読む

長大/比・ミンダナオ島で地域開発参入/現地企業らと包括提携、農水産業に出資 [2015年5月11日1面]

 長大とグループ会社の基礎地盤コンサルタンツ(東京都江東区、岩崎公俊社長)は、フィリピン・ミンダナオ島で産業育成や雇用創出を含めた地域開発・振興事業に本格参入する。小水力発電などで提携している現地ゼネコンのエクイパルコ(ロニー・ラグナダ社長)などと、地域開発を目的とした包括提携の覚書(MOU)を交換。エクイパルコの拠点がある同島北東部・ブトゥアン市周辺で、従来型のインフラ整備にとどまらない民間主導...続きを読む

建設技術研/受注高600億円へ新ビジョン策定/25年までにHD移行 [2015年5月11日3面]

 建設技術研究所は、2025年までのグループ中長期ビジョン「CLAVIS(クラヴィス)2025」を策定した。25年までに持ち株会社の「CTIホールディングス」を設立。その傘下に、海外事業を統括する「建設技研インターナショナル(CTII)」、国内の建設コンサルタント事業を担う「建設技術研究所(CTIE)」、国内の都市・建築・不動産、土壌・地盤・地質などの各種事業を展開する機能別会社を配置する。既存分...続きを読む

JR東日本/電化柱施工時のリスク管理体制強化/倒壊事故受け、支援組織新設へ [2015年5月11日4面]

 JR東日本は、4月12日に山手線神田~秋葉原駅間で発生した電化柱の倒壊事故を受け、電化柱関連の建設工事のリスク管理体制を強化する。設計・施工での安全確認をより適切に行うため、技術的支援を行う専門組織を6月中に新設する計画。着工前には関係者による施工リスク検討会も開く。傾斜している電化柱を確認した際の列車抑止の判断基準なども見直し、より安全度を高くして再発防止を図る。
 同社は電化柱の倒壊事故を...続きを読む

主要ゼネコン/15年3月期、業績上方修正相次ぐ/工事採算改善、為替差益も [2015年5月7日3面]

 主要上場ゼネコン各社の間で、15年3月期決算の発表を前に業績予想を修正する動きが相次いでいる。1日午後4時までに、売上高上位25社のうち11社が業績予想の修正を発表。うち9社が売上高を前回予想より引き上げた。利益を上方修正する社も多く、株主への利益還元として期末配当の増配に動く社も目立つ。主要ゼネコンの15年3月期決算発表は11日に始まり、15日に出そろう予定だ。
 連結ベースの売上高は、前回...続きを読む

浜島化成/EPS軽量盛り土材工法で業績伸ばす/土木用発泡スチロール武器に [2015年5月7日3面]

 土木資材メーカーの浜島化成(愛知県豊川市、浜島俊六社長)が製造・販売する軟弱地盤向け「EPS軽量盛り土材」の納入実績が20万立方メートルに達した。発泡スチロールの大型ブロックを積み重ねるだけで盛り土の役割を果たす。軽量のため重機を使わずに施工でき、耐圧縮性や耐水性にも優れる。こうした利点が評価され、橋梁などの現場に浸透した。浜島社長は「誠実な仕事で信頼をより高めていきたい」と一層の普及に力を入れ...続きを読む

日立建機/建機下取りサービス、中国・東南アジアで開始/中古販売やレンタル [2015年5月1日3面]

 日立建機は、中国や東南アジアで、建設機械を新車で販売する際に顧客が所有する中古建機を下取りする新たなビジネスモデルを構築する。下取りした建機を自社で整備して代理店経由で販売したり、レンタルしたりする。新車の建機販売が冷え込む両地域で、従来の新車販売だけに頼らないビジネスに取り組むことで売り上げの確保につなげる考えだ。
 大手建機メーカー各社が注力市場に位置付ける中国では、不動産市況の落ち込みが...続きを読む

関電工/3カ年経営計画/17年度売上高5000億円以上目標、設備投資積極化 [2015年4月30日3面]

 関電工は28日、15~17年度の中期経営計画を発表した。営業・施工体制の強化やグループ経営の効率化などに重点的に取り組み、利益の拡大を図る。最終年度の連結業績目標は、売上高5000億円以上(前計画4700億円以上)、営業利益150億円以上(100億円以上)と設定し、純利益100億円以上を目指す。単体の設備投資には3年間で300億円を投じる計画。運転中の風力発電、実証中の水力発電に続き、バイオマス...続きを読む

ストアス、4月卸値5千円アップ表明/舗装会社「価格転嫁不十分、需要も低調」 [2015年4月28日1面]

 道路舗装用アスファルト合材の原材料となるストレートアスファルト(ストアス)の価格をめぐり、販売業者(ディーラー)と道路舗装会社との交渉が本格化してきた。原油価格の動向に対応してディーラーは4月の卸値を1トン当たり5000円引き上げると表明。一方、舗装会社は過去のコスト増加分の価格転嫁が不十分な上、低調な需要と原油安の状況下ではストアスの値上げをすんなりとは受け入れられないとして、厳しい交渉が続い...続きを読む

前田建設、日本風力開発/青森県六ケ所村に蓄電池併設型風力発電所が完成 [2015年4月23日3面]

 前田建設は22日、日本風力開発と共同出資で設立した「吹越台地風力開発」(東京都千代田区、関本昌吾社長)が13年11月から青森県六ケ所村に建設していた吹越台地風力発電所が完成したと発表した。最大出力2000キロワットの風車発電機を10基設置。発電機の出力を一定に保つため、1万2000キロワットの大容量蓄電池を併設したのが特徴だ。蓄電池併設型の風力発電所は同村にある二又風力発電所に続き、国内2カ所目...続きを読む