BIMのその先を目指して

BIMのその先を目指して・108/樋口一希/清水建設がDDEプラットフォーム構築 [2019年9月12日]

 BIM普及の本気モードに入った官の動きに呼応するように、鹿島では「鹿島統合報告書2019」で経営トップが「BIM推進」を明らかにした。他の大手ゼネコンからも「全社的」にBIM運用を進めるとの意向も聞こえてくる。そのような状況下、清水建設からは全社設計部門において新たな挑戦を開始するとの発表があった。


 □全社設計部門で高度なコンピュテーショナルデザインを実践...続きを読む

BIMのその先を目指して・107/樋口一希/GLOOBE確認申請テンプレート配布 [2019年9月5日]

 連載第105回「BIMによる建築確認申請の動向まとめ」で直近の課題と可能性を探ったが、BIMによる確認申請の実務運用を、さらに先に進めるエポックとなる動きが明らかとなった。BIMソフト「GLOOBE」のベンダーである福井コンピュータアーキテクトによる今回の発表はBIMによる確認申請へのチャレンジの現状での集大成ともいえる。


 □「GLOOBE」ユーザー・ベン...続きを読む

BIMのその先を目指して・106/樋口一希/「鹿島統合報告書2019」を読み解く [2019年8月29日]

 建築BIM推進会議が日単位の活動報告を公表するなど官の側のBIMを巡る一連の動きが急なのは報告した。民間でも、先駆的な個人やグループなどがBIM運用を先導してきたが、ここにきて企業組織全体で建設業のデジタル化戦略を進めるとの強い意向表明があった。鹿島が8月7日に公表した「鹿島統合報告書2019」を読み解く。


 □報告書から透かし絵のように浮かび上がってくる先...続きを読む

BIMのその先を目指して・105/樋口一希/BIMによる建築確認申請の動向まとめ [2019年8月8日]

 建築確認申請にBIMを実利的に使用する機運が高まっている。7月25日には、産学官の関係組織が協働で、BIMを使用した建築確認を普及するべくより現実的な方法を検討する「建築確認におけるBIM活用推進協議会」が発足している。これまで取り上げた確認申請とBIMの実際を振り返るとともに、直近の課題と可能性を探る。


 □テンプレートやビューアーソフト利用で対象を4号建...続きを読む

BIMのその先を目指して・104/樋口一希/官民で活発化するBIM推進の動き [2019年8月1日]

 振り返ると、あの時に変化への潮目が変わったと思えることがある。建築専門メディアも次々と報じているが、ここ1カ月間をみても、官民を挙げてBIMを推進しようとする動きが急だ。BIMへの動きがある種の沸点を迎えたのかもしれない。直近の動向とともに、関係者の思いを聴取した。


 □先行するBIM関係者はようやく業界を挙げてBIM化に本気になったと今後の進展に期待□...続きを読む

BIMのその先を目指して・103/樋口一希/横松建築設計事務所の成功事例・下 [2019年7月25日]

 横松建築設計事務所の宇都宮本社と東京(足立区)の二拠点施策を支えるのがインターネットだ。ネットワーク機能を持ち、遠隔地間でもグループ設計が可能なBIMソフト「ARCHICAD」でバーチャルな空間上にリアルな設計組織を展開している。


 □ホームページの3次元パースがきっかけとなり中国からの問い合わせが受注に結びつく□


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BIMのその先を目指して・102/樋口一希/横松建築設計事務所の成功事例・上 [2019年7月18日]

 5万7956はコンビニの店舗数、10万2505は建築設計事務所の数だ(※)。コンビニは街を歩けば目にするのに、設計事務所は姿が見えない。設計事務所はコンビニと同様、建築の素人である一般ユーザーと市場を相手にしている。設計事務所本来のビジネスモデルであるB to CをBIM導入で強化し、存続の危機を乗り越え、中国から案件を受注するに至った地方事務所の成功事例を報告する。


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BIMのその先を目指して・101/樋口一希/建築BIM推進会議の本気度 [2019年6月27日]

 2019年も半ばを過ぎようとする中で、後半に向けて官民のBIM関係の動きを総合するなど、ここで腰だめして7月18日からの連載の再開に備える。


 □i-Constructionの建築分野への拡大+紙の一部を基本設計レベルのBIMモデル納品へと転換□


 前稿の日本建築学会の「改正建築士法施行に向けた日本建築学会からの意見」...続きを読む

BIMのその先を目指して・100/樋口一希/BIMによる建築士試験は実現するか [2019年6月20日]

 日本建築学会から「改正建築士法施行に向けた日本建築学会からの意見」が公表された。BIMの現況を取材する立場から現場の意見も総合して私見を述べる。


 □学会も2次元・3次元CADが実務で用いられており一部ではBIM導入が進むとの認識示す□


 建築士試験スクールのテレビCMに違和感を覚えた。女性が製図板で図面を描いていたが...続きを読む

BIMのその先を目指して・99/樋口一希/竹中工務店のビヨンドBIM・下 [2019年6月13日]

 「建築デザインの将来創造型コンピュテーショナルデザイナー集団」として活動を続ける竹中工務店のコンピュテーショナルデザイングループ。建築主から高い評価を受けた現業プロジェクトを概説する。


 □鉄骨加工技術とコンピュテーショナルデザインと協働することで建築主の未来創造に貢献□


 海外のカンファレンスや学会などへの参加、産学...続きを読む

BIMのその先を目指して・98/樋口一希/竹中工務店のビヨンドBIM・中 [2019年6月6日]

 竹中工務店が2018年に新設したコンピュテーショナルデザイングループの現在に至る1年余りの濃密な歩みを追跡する。


 □重要なのは研究に偏らせず実際の現業プロジェクトに関わる中で新たな技術を探求すること□


 コンピュテーショナルデザイングループでは「私たち自身はどういうグループを目指すのか」という議論を重ね、「建築デザイ...続きを読む

BIMのその先を目指して・97/樋口一希/竹中工務店のビヨンドBIM・上 [2019年5月30日]

 竹中工務店が新たに設けたコンピュテーショナルデザイングループの活動から「Beyond BIM」=BIMを超えて建設業が目指す次なる可能性を探る。


 □コンピューターでなければできない能力を生かして解答を得るのがコンピュテーショナル□


 設計支援(Computer Aided Design)として想定されたが製図支援(C...続きを読む

BIMのその先を目指して・96/樋口一希/Workwellのビジネスモデルとは [2019年5月23日]

 衝撃の登場となったヨーロッパ発のスタートアップ企業Workwell。「BIMのその先」の建築のデジタライゼーションを通して協働するであろう新しい事業ドメインを体現した企業だ。来日中の共同創業者のポール・デュプイ(Paul Dupuy)氏と日本支社のワークウェルテクノロジー支社長、金英範氏へのインタビューから革新的なビジネスモデルを探る。

 (https://www.workwell....続きを読む

BIMのその先を目指して・95/樋口一希/ICTが開く新たな事業ドメイン [2019年5月9日]

 「BIMのその先」において建設業にICT(情報通信技術)を挿入、撹拌(かくはん)して新しい事業ドメインを創出する。それらの状況と軌を一にする動きがゼネコンを中心に生まれている。


 □他山の石ではない製造業の代表格である自動車産業におけるデジタライゼーションの衝撃□


 自動車産業が劇的に変容している。独では2030年、仏...続きを読む

BIMのその先を目指して・94/樋口一希/前田建設のBIM運用・下 [2019年4月25日]

 前田建設が大規模木造用ロボット加工機で実現した木造新生産システムの実際を体験するため技術研究所「ICI(Incubation Cultivation Innovation)ラボ」(茨城県取手市)を訪問した。


 □「脱請負」「事業する建設会社」を目指すオープンイノベーションの拠点としてのICIラボ□


 関東鉄道常総線の寺...続きを読む
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