論説・コラム

回転窓/卓球界の新たな挑戦 [2018年10月25日1面]

 中学、高校時代の部活は卓球部だった。運動量が多く、瞬発力や持久力も不可欠な競技なのだが、どうしても地味な印象がつきまとっていた▼イメージが変わるきっかけに福原愛選手の活躍があったと思う。11歳で全日本選手権に出場し、史上最年少勝利を挙げるなど新たな道を開き、後輩らの目標となることで有望な若手の輩出にもつながった▼泣き虫だった少女が一流アスリートに成長し、世界で奮闘する姿は、卓球の格好よさを広く伝...続きを読む

回転窓/W杯を地域の活力に [2018年10月24日1面]

 千葉県柏市地域づくり推進部発行のパンフレットに書かれている。〈勇ましく足を踏みならし、体をたたいたり舌を突き出したりして独特なリズムに合わせて踊ります〉。ラグビーのニュージーランド代表「オールブラックス」が試合前に見せる踊り〈ハカ〉の説明である▼柏市は19年ラグビーワールドカップ(W杯)日本大会に出場するオールブラックスが事前キャンプを行う。このキャンプをサポートするのが市と三井不動産で、先週末...続きを読む

回転窓/世界遺産にようやく建築許可 [2018年10月23日1面]

 曲線を多用しまるで生もののような姿をした独創的なデザイン。スペイン・バルセロナにある「サグラダ・ファミリア」は建築家アントニオ・ガウディの代表作として知られる▼世界遺産にも登録されている大作が、1882年の着工から130年余りの時を経て市政府から正式な建築許可を得ることになったという▼初代の建築家から仕事を引き継いだガウディは85年、地元の町から建築許可を得た。だがその後、町がバルセロナ市に吸収...続きを読む

回転窓/学生との距離を縮めるには [2018年10月22日1面]

 チームやドライバーのイメージに直結するレーシングスーツ。最高峰のF1は1950年代に目立ったポロシャツから、最新鋭の技術によって安全性と快適性を高めたウエアに様変わりした▼スポンサーのロゴマークも軽量化や着心地に配慮し刺しゅうから、生地を染め上げたりプリントに置き換えたりしている。プリントの通気にこだわるチームもあるそうだ▼赤、白、黒の配色が鮮やかなウエアを着た建設会社の女性職員が本紙に登場する...続きを読む

回転窓/消えゆく素材を残す努力を [2018年10月19日1面]

 竹酔日(ちくすいじつ)に植え、3年目の10月13日辺りに採集する-。竹細工師の故水谷六々斎が残した言葉だ▼竹の植え替えに最適な日とされるのが旧暦5月13日の「竹酔日」。この日は竹が酒に酔っていて移されたことに気づかないのだそう。その由来は中国の古書に残るとも、民間伝承ともいわれるが、不思議なことに竹が酔う理由は判然としない。ただ、この日に植えた竹は繁茂すると信じられている▼六々斎は竹酔日から3年...続きを読む

回転窓/危機管理のプロに学ぶ [2018年10月18日1面]

 「世間の耳目を集めた警備事案で陣頭指揮を執られ、危機管理のプロとして大いに活躍された」-。今月10日に死去した初代内閣安全保障室長で評論家の佐々淳行氏を悼み、菅義偉官房長官が記者会見で述べた言葉である▼警察庁時代に東大安田講堂事件やあさま山荘事件などの現場で指揮を執った。退官後は危機管理に関わる評論や執筆活動で活躍し、7年前、本紙インタビュー連載「国のかたちを考える」にも登場いただいた(11年1...続きを読む

三井住友建設/本社受付の壁面パネルを更新/社員の顔写真でモザイクアート [2018年10月18日3面]

 三井住友建設は東京都中央区の本社受付横にある壁面パネルを5年ぶりに更新した。イラストレーターのイクタケマコトさんが描いた街のイラストを背景に、社員約2900人分の顔写真を使って同社の代表的な施工物件である橋や超高層ビルをモザイクアートで表現した。
 壁面パネルは同社のコーポレートメッセージである「はしも、まちも、ひとも。」をテーマに制作した。制作に当たっては、海外支社を含む全社員に声を掛け、写...続きを読む

回転窓/観光立国への投資 [2018年10月17日1面]

 秋の行楽シーズンは観光地にとってかき入れ時。地震や豪雨被害があった北海道や西日本地域では客足が遠のくことも心配されたが、被災インフラの復旧は進んでおり、集客に力が入る▼観光地をつなぐ交通インフラでは高速道路に点在するサービスエリア(SA)も地域の観光資源として存在感を増している。人気の飲食店や地元名産の物販店などが入る商業施設、アメニティー空間やアトラクションなど複合施設への再整備が進む▼17年...続きを読む

回転窓/読み間違えと文章校正 [2018年10月16日1面]

 「みまなさに だじいな おらしせ」で始まる広告のキャッチコピーがネットニュースなどで話題を呼んだ。富山県の和菓子店が看板商品のどら焼きのリニューアルを告知するためにとった広告戦略で、売り上げと認知度の両方が一気に高まった▼文字が入れ替わっていても補正して文章を読むことができる人間の認知の特性を逆手に取ったこの広告キャンペーンは大成功を収め、10日間で5万9200個の売り上げがあったという▼文字が...続きを読む

回転窓/パラリンピックのレガシー [2018年10月15日1面]

 ミニバンタイプのタクシーを街でよく見かけるようになってきた。通常料金で誰もが普通に使えるUD(ユニバーサルデザイン)タクシーのマークが付いており車内空間や乗降口が広いのが特徴。高齢者や車いす使用者などが利用しやすい移動手段だ▼都内や近県では2020年東京五輪・パラリンピックの開催に向け、公共の交通機関や建築物などを中心にバリアフリー化が進んでいる。この動きをさらに広げ全国でバリアフリーの街づくり...続きを読む

90周年特集/日本建設業連合会会長・山内隆司氏に聞く/建設業界の進むべき方向性は [2018年10月15日3面]

 ◇覚悟を持って改革にまい進/先達に負けない生産活動の改革を
 社会情勢が目まぐるしく変わる中でも、建設産業にはこれからも社会資本整備や地域・街づくりに携わる基幹産業としての役割を果たしていくことが期待されている。現在、高齢化と生産年齢人口の減少という大きな変化に直面し、建設技能者の処遇改善や働き方改革、生産性向上をどのように実現して今後の安定成長への道につなげていくのか。「業界の命運を懸けて取...続きを読む

回転窓/備えあっての災害対応力 [2018年10月12日1面]

 チェービー(つばめ)は、近畿地方に大きな被害をもたらした台風21号。チャーミー(バラ科の花の名前)は、JR東日本が首都圏全域で初の計画運休を実施した台風24号▼北西太平洋、南シナ海で発生する台風は、日本を含む14カ国・地域が加盟する台風委員会が2000年から固有の名前を付けている。各国の提案で用意された140個の名前を順番に命名。ダムレイ(象)から始まり、おおむね5年間で一巡する▼日本の提案はテ...続きを読む

回転窓/行基生誕1350年 [2018年10月11日1面]

 奈良・東大寺の大仏殿建立に尽力した名僧行基。橋の建設や貯水池の掘削など土木事業でも数多くの実績を後世に残している▼土木学会が今年発売した「土木偉人かるた」にも登場。18年は行基の生誕1350年に当たり、ゆかりのある喜光寺らが、20日に奈良公園(奈良市)で「行基さん大感謝祭」を開く。行基の実像に迫り、広く知ってもらうことが狙いという▼行基の偉業をモチーフにしたスタンプラリーや、土木の体験教室などを...続きを読む

豊洲新市場開場/築地解体と環2整備が再始動/五輪後の跡地開発にも注目 [2018年10月11日1面]

 東京都が築地中央卸売市場(中央区築地)の移転先として整備していた豊洲新市場(江東区豊洲)が、11日に開場する。これを受け、中断していた築地市場の既存施設解体と、解体跡地を通過する都道環状2号の整備が再始動する。都が2020年東京五輪閉幕後に着手する市場跡地再開発も、方針検討が佳境に入りつつある。再開発参入を目指す民間事業者や地元自治体は動向を注視している。
 築地市場は6日に閉場し、1935年...続きを読む

回転窓/「馬上」で練る考え [2018年10月10日1面]

 中国の故事にならうと、良い考えが浮かびやすい場所は〈馬上、枕(ちん)上、厠(し)上〉。北宋の学者・欧陽脩が文章を練るのに最適な場に挙げた“三上”である▼このうち馬上を現代で言えば「さしずめ通勤の電車となるかも」と自著に書いているのは評論家の外山滋比古氏。確かに電車の中で考えがまとまったり、思わぬひらめきが得られたりした経験を持つ方は少なくないだろう▼18年ノーベル医学生理学賞の受賞が決まった本庶...続きを読む
インフラ・ビジネス最前線―ODAの戦略的活用
 途上国や新興国で日本の民間企業が行うイ...続きを読む
建設業で本当にあった59話の心温まる物語
およそ500万人が働く建設業界。それぞれ...続きを読む
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