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ストアス卸値/6000~7000円値上げへ交渉/原油価格高騰に加え輸送費上昇  [2018年6月13日1面]

 道路舗装用資材の原材料となるストレートアスファルト(ストアス)の価格を引き上げる動きが顕在化している。現状1トン当たり7万8000円(5月上旬時点、建設物価調査会調べの東京価格、針入度60~80)の卸値を、販売業者(ディーラー)各社は6000~7000円程度を積み上げたい考え。需要家であるアスファルト合材を製造する道路舗装各社と交渉に入っている。
 ストアス価格を巡っては、原油価格の高騰とドライバー不足に伴う運送コストの上昇を受けて、ディーラー各社が昨年来、需要家に値上げを求めてきた。
 交渉の成果が市場に浸透することでストアス価格(物価調査会、東京価格)は、17年12月時点に6万9000円だったものが、18年1月に7万2000円に上昇。3カ月同じ価格が続いた後、4月には7万8000円を付け、5月も同価格で推移している。
 再度の値上げ要請の背景には、需給動向や産油国である中東情勢の緊迫化による原油の高騰に加え、運送コストの上昇がある。ディーラー各社は、上昇要因を卸値に転嫁する必要があると判断。交渉で需要家に理解を求めている。交渉が順調に進んで価格が浸透すれば、1月時点の価格に比べ、1トン当たり1万円以上の値が上がったことになる。
 値上げ交渉は合材需要が増加することで難航する年度後半に比べれば、年度当初の5~6月は比較的需要家の理解も得られやすい。年度後半に向けた収益を確保する上でも、年度前半の値上げ分の浸透が重要な意味を持つ。

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