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国際航業、建研/測位衛星使って建物の変位計測/軍艦島(長崎市)で開始  [2018年6月28日3面]

 国際航業と建築研究所(緑川光正理事長)は27日、長崎市の端島(通称軍艦島)にある高層RC造建築物「30号棟」の経年劣化による変形を測位衛星で計測する共同研究プロジェクトを開始したと発表した。長崎市と東京大学地震研究所も協力する。
 同プロジェクトは、GNSS(全球測位衛星システム)を利用した国際航業の次世代衛星測位システム「SMILEsafety」を使い、老朽化したRC建物の経年による変形を計測し、国際航業独自の解析手法を使って劣化状態を確認する。
 観測点は30号棟屋上に8カ所、基準点は島中央部の地盤上に2カ所を設置し、衛星測位システムで約2ミリの微細な変位を捉える。これにより建物が自然倒壊に至るメカニズムを把握する。GNSSを活用した建物の変形計測は国内で初めての取り組みという。
 プロジェクトの成果は大規模地震の震動を受けた建物の変形を計測する技術に応用可能。被災した建物の迅速な診断技術の開発などに生かされるという。国際航業は今後、建物の変形計測だけでなく、台風や集中豪雨、地震などが原因の土砂表面の移動現象の変位を捉える技術として活用する考えだ。

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