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アジア航測/MMSを鉄道向けに活用/点群データ使いレール位置抽出や建築限界確認  [2018年7月9日3面]

 アジア航測はJR西日本と共同で、道路の路面調査に使われるレーザー計測技術「モービル・マッピング・システム(MMS)」を活用した鉄道向けモニタリングシステムを実用化した。MMSで高密度な3次元(3D)点群測量データを取得し、レールや枕木、駅の設備、トンネル、橋梁、信号設備などの位置を正確に特定。解析ツールと組み合わせて支障箇所の迅速な検出などにつなげている。
 MMSを活用した鉄道向けモニタリングシステムは、▽レール位置自動抽出▽建築限界自動確認▽駅ホーム自動計測-の三つのシステムで構成する。レール位置自動抽出システムは独自開発した解析技術を使い、点群データからレールの線形や周辺設備に依存することなく、誤差2ミリ程度の高精度なレール位置抽出を実現する。建築限界自動確認システムは点群データとレール位置データを使い、線路の建築限界(建造物の建築を制限した軌道上の限界)に入る物体を自動で検出する仕組み。支障箇所は位置情報とリストに加え、点群ビューアーで色を変えて表示される。駅ホーム自動計測システムは点群データを使って駅ホームの離れや高さ、勾配、凸凹を自動計測する仕組み。線路に人が立ち入ることなく、机上でホームが計測できる。
 同社は、点群データを使ったトンネルやのり面、駅設備の経年劣化を検出する技術開発にも着手した。将来的には定期的にMMSの計測を行って点群データを取得し、過去のデータとの差を自動検出して設備の変状を発見するシステムも構築する予定だ。

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