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18年7月豪雨/国交省/京都府福知山市に土砂災害専門家派遣、天然ダム対応を支援  [2018年7月11日8面]

崩壊した土砂の様子 (近畿地方整備局提供)

会見する木下主任研究官(中央)ら

 国土交通省は10日、2018年7月豪雨によって、京都府福知山市で発生した天然ダムに関し、危険性などの調査と応急対策などに関する技術的助言を行うため、土砂災害専門家である「緊急災害対策派遣隊(テックフォース)高度技術指導班」を派遣した。京都府の要請を受けたもの。
 指導班らは現地を視察した後、京都府と福知山市と打ち合わせし、午後2時から記者会見を行った。会見で国土技術政策総合研究所の木下篤彦砂防研究室主任研究官は「天然ダムの水は最大で3万立方メートル程度あった。長さにして400メートルあったが、現在は3分の1の長さにまで減少している。また、現在は越流している状況ではなく、中腹部から漏水しているが、危険な状況からは脱している」と話した。また、「今回の土砂崩壊は深層崩壊によるものではなく、表層崩壊より若干深い程度だが今後も注意が必要だ」と指摘。「ダム上部に崩壊する可能性のある土砂も残っている」とした。
 今後の対策については、水位計を設置してポンプによる排水を実施。次いで暗渠管を設置した後、左岸側にたまっている土砂を掘削して切り下げる。恒久対策としては、下流部に砂防堰堤をつくることを京都府では検討している。
 天然ダムは福知山市大江町公庄で山腹崩壊により一級河川の谷河川(たにごがわ)の河道が閉塞して発生した。崩壊土量は1万2000立方メートルで、延長40メートル、高さ60メートルにわたって土砂が崩壊した。

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