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東京都、小笠原村/小笠原航空路協議会開く/滑走路1000メートル案の可能性報告  [2018年7月13日4面]

父島洲崎地区で検討している延長1000メートルの滑走路案(全長1320メートル)

 東京都と小笠原村は12日、「小笠原航空路協議会」を都庁で開き、小笠原諸島に滑走路延長1000メートルの飛行場を整備する計画案の可能性について報告した。村側は1000メートル案の実現に向けた協議加速を要望。今後は、滑走路をより短くできる航空機などの調査を別途進め、適切な規模を検討する。森下一男村長は「検討の期限を区切るのは難しいが、一日も早い航空路開設を実現したい」と強調した。
 飛行場は小笠原諸島の父島洲崎地区に設置する方向。滑走路延長が1000メートルの場合、航空機のオーバーランに備える過走帯などを入れた全長は1320メートルとなる見通し。北側の海域(二見湾側)に360メートル、南側(小港側)に520メートル突き出る形となる。
 都はこれまで、プロペラ機が離着陸できる滑走路延長1200メートル(全長1520メートル)の飛行場を洲崎地区に新設する想定を示していた。自然改変の程度を少なくするため、昨年度から滑走路をより短くする検討を進めていた。
 滑走路を1000メートルに短くしても、飛行空間の確保で周辺山地(中山峠)の切り土(高さ66メートル、切り土量38万立方メートル)が必要になる。1200メートル案と比べ、切り土高は約20メートル減少する。都側は、仏ATRが開発を計画しているプロペラ機(ATR42-600S、座席数48席)であれば、1000メートルの滑走路でも離着陸が可能と説明した。
 一層の環境配慮の可能性を探るため都は今後、1000メートル以下の滑走路でも運用できる航空機などの調査に入る。民間の機体改良を支援する財政負担の可能性も検討する。森下村長は1000メートル以下の滑走路検討に理解を示しつつ、「一日も早い航空路開設には、現時点で1000メートル案の具体化が近い」との見方を表明。1000メートル案について実務者協議の加速を求めた。

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