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大阪メトロ/7カ年経営計画/総投資額3400億円、都市開発事業に注力  [2018年7月13日12面]

 大阪市高速電気軌道(大阪メトロ)は、2024年度を最終年度とする中期経営計画を発表した。市営地下鉄民営化後、初めての経営指針となる。7カ年の総投資額は3400億円。このうち、非鉄道事業が500億円を占め、大阪府・市らが万博、統合型リゾート(IR)の誘致を目指す夢洲地区での商業施設開発や森之宮地区の再開発など、都市開発事業に注力する。
 鉄道事業では、新たな挑戦として可動式ホーム柵の設置を前倒しで実施。投資額は250億円を見込み、21年度までに1日の利用者が10万人以上の全駅10駅と御堂筋線全駅に設置する。
 地震・津波・洪水などの防災対策には160億円を投資する。地震対策では19年度までにサードレール脱落防止対策や停電時電気供給用蓄電池の設置を終え、21年度を目標に中柱補強などの耐震対策も完了。脱線防止レールの取り付けなど脱線対策・液状化対策も進め、26年度までの完了を目指す。津波・洪水対策では、18年度中に地下から地上への移行区間に浸水対策設備を設置。19年度までに各駅への止水鉄扉の設置も終える方針だ。
 南北軸(御堂筋線)と東西軸(中央線)の強化にも取り組む。総額200億円を投資し、24年度までに御堂筋線9駅(新大阪、中津、梅田、淀屋橋、本町、心斎橋、大国町、動物園前、天王寺)と、中央線6駅(大阪港、弁天町、本町、堺筋本町、谷町四丁目、森ノ宮)をリニューアルする。
 リテール事業では、駅ナカ空間の徹底活用を図るとともに、梅田など主要駅の駅ナカ・地下街の大規模リニューアルも行う。
 都市開発事業では沿線魅力の向上を目指し、御堂筋線と中央線を中心に沿線開発を計画。夢洲エリアと森之宮エリアを重点地区に位置付け、中計期間内の開発を目指す。夢洲ではIR(カジノを含む統合型リゾート)の誘致が決まれば、コスモスクエア駅から夢洲への中央線延伸に合わせ、24年度中に観光客向けの商業施設も開発する。投資額は数百億円規模を見込む。
 大阪メトロの検車場や大規模な低・未利用地が残る森之宮エリアでは、健康医療機能や大学などの人材育成・研究機能等を集積させる「大阪城東部地区」のまちづくり方針を踏まえ、開発を進める方針だ。

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