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エスシー・マシーナリ/現場の建機管理システム開発/ICタグで稼働状況を効率把握  [2018年7月13日3面]

建機のICタグを読み取るだけで、稼働管理表が自動更新される

 清水建設の子会社で建設機械リースのエスシー・マシーナリ(横浜市瀬谷区、上田種男社長)は、建設現場内で使用する建設機械の稼働状況をICタグで管理するシステムを開発した。現場に搬入される同社が手配したすべての仮設機械を対象に、貸し出し、返却、機械の所在などをクラウド上で一元管理する。現場で管理に当たる職員の労力削減につながる。
 システム名は「M-Linc(エムリンク)」。建設機械に取り付けたICタグには、機械種別や貸与者、管理番号、入出庫、使用者、使用フロアなどの管理情報が記録される。ユーザー登録した現場管理者はパソコンや携帯端末から稼働中の機械の状況をリアルタイムに確認できる。
 現場に配属される同社の職員は、レンタル機械を荷卸しした後、ICタグ読み取りリーダーで搬入された機械を一つ一つ読み取る。貸し出し後の管理では、現在のフロア・エリアを選択してICタグを読み取るだけで、稼働管理表が自動更新される。日常業務が棚卸しをしたのと同じ効果を持つようになる。
 フロア管理画面では、緑色が「未使用」、オレンジ色が「使用中」、赤色が「返却予定日を超過」、灰色が「整備中」と状況別に色分けして表示され、一目でフロアごとの台数や機械の状況が分かる。
 17年夏から現場でシステムの運用を始め、現在は6現場で稼働している。施工が完了したある現場では、「手入力が中心だった稼働管理表の作成時間で90%の短縮、棚卸し時間は70%以上の削減効果を確認できた」(栗毛野浩一生産支援本部生産技術部課長)という。余剰機械の削減効果などは、複数の現場が終了後に過去の現場と比較して評価していく方針だ。

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