技術・商品

このエントリーをはてなブックマークに追加 文字サイズ 

鹿島/コンクリ仕上げロボットを開発/人力に比べ最大7倍の作業効率  [2018年7月18日3面]

開発したNEWコテキング

 鹿島は17日、現場打ちコンクリートの仕上げ作業を自動で行うロボット「NEWコテキング」を開発したと発表した。タブレット端末で自動運転を可能にすることで、省人化と効率化を両立しつつ、きれいな仕上がりを実現。同社によると、作業効率は人力よりも最大で7倍高いという。今後は建築工事の床仕上げや長時間作業が行えない放射線環境下での適用も視野に入れ、一層の改良を図るとしている。
 コンクリート仕上げは、骨材を沈めてセメントペーストを浮かせるアマ出し作業と、表面を平らにする金ゴテ作業がある。同社はこれらの作業を効率化するため、約30年前に仕上げロボット「コテキング」を開発した。ただ、動力となる電源ケーブルの取り回し作業に手間が掛かっていただけでなく、ローラー式のロボットであったため、コンクリート表面が柔らかい状況で仕上げを行うことが困難だった。
 こうした課題を踏まえて開発したNEWコテキングは、動力に大容量のリチウムイオンバッテリーを採用。3時間以上の連続運転を可能にした。現場での持ち運びが容易に行えるよう、総重量200キログラムの本体は4分割することができる。
 運転方法は、タブレット端末を利用して遠隔操作する手動運転と、作業範囲を入力してロボットが走行経路を決める簡易自動運転を選択できる。走行スピードやコテの回転数などの調節も可能なほか、本体前方と外周にはセンサーを配置し、障害物を検知すると停止する待避機能も備えている。
 作業効率は、1時間で最大700平方メートル。同社によると、同じ時間で100平方メートル程度の進捗(しんちょく)を見込む人力と比べ、効率は最大7倍高いという。
 徳島県徳島市内で施工する「四国横断自動車道吉野川大橋工事」(西日本高速道路発注、施工は鹿島・三井住友建設・東洋建設JV)の仮設ヤードに適用した。コンクリート床(縦16メートル・横8メートル・厚さ35センチ)の仕上げを行い、大幅に省力化できたことを確認している。

この記事へコメント

メールアドレスが公開されることはありません。

インフラ・ビジネス最前線―ODAの戦略的活用
 途上国や新興国で日本の民間企業が行うイ...続きを読む
建設業で本当にあった59話の心温まる物語
およそ500万人が働く建設業界。それぞれ...続きを読む
作業現場が危ない?!熱中症予防・対策マニュアル
熱中症は、早期の対処で重症化を防げる疾患...続きを読む
中小企業の事業性を向上させる税理士の経営支援
身近な専門家である税理士の支援を受け、中...続きを読む
DVD 道路工事の労働災害・公衆災害
安全教育用DVD「つくる!安全現場の一年...続きを読む