行政・団体

このエントリーをはてなブックマークに追加 文字サイズ 

九州新幹線長崎ルート/与党PT、FGT導入を断念/フル規格とミニ新幹線比較検討へ  [2018年7月20日4面]

 与党の整備新幹線建設推進プロジェクトチーム(PT)は19日、九州新幹線長崎ルート(博多~長崎)の未着工区間の整備手法に関する中間取りまとめを示した。新大阪駅までの乗り入れを見越し、最高時速が270キロにとどまるフリー・ゲージ・トレイン(FGT)の導入を断念。改めてフル規格の新幹線か、フル規格より車両断面が小さいミニ新幹線を導入する手法を比較検討する。
 当初、長崎ルートの整備では車輪の左右間隔を自動的に変えて新幹線と在来線を乗り継ぐFGTを導入し、在来線の新鳥栖~武雄温泉間と新幹線の武雄温泉~長崎間を乗り継ぐ計画だった。国土交通省が3月に公表した調査結果によると、FGTでは山陽新幹線新大阪駅までの乗り入れが困難となり、営業するJR九州の事業採算確保が見込めないという。
 国交省は与党PTの中間とりまとめを受け、長崎ルートの整備手法に関するより詳細な調査を行う。時期は未定だが、調査結果を与党PTに報告し検討材料として活用してもらう。
 国交省の試算結果によると、専用レールを新設するフル規格の導入で追加建設費約6000億円、工期約12年を要する。既設の在来線レールに新幹線レールを併設させるミニ新幹線の導入で、追加建設費約1700億円(単線並列)~約2600億円(複線三線軌)、工期約10年(単線並列)~約14年(複線三線軌)を見込む。

コメント

  • 福岡県人 より:

    佐賀県全体で見ればフル規格新幹線も便益をもたらすのに佐賀県が強硬に反対する姿勢には疑問。フル規格新幹線の必要性・優位性が低いのはあくまでも博多~佐賀間の移動だけで、それより広域的に見ると新幹線の優位性が高まるし山陽新幹線との直通による便益も見込める。佐賀県の姿勢は視野が狭いと避難せざるを得ない。

    「ミニ新幹線」が検討されているとのことだが、在来線を活用する場合において、秋田のような「ミニ」ではなく

    『標準軌フル規格新幹線大型車両と狭軌在来線小型車両が在来線上を走れるよう三線軌条または単線並列に在来線を改造する』 
    というのも一つの考え方なのだが、与党・JR・佐賀長崎両県の当事者からこのような発想が出てこないことに苛立ちすら覚える。

この記事へコメント

メールアドレスが公開されることはありません。

建設業で本当にあった59話の心温まる物語
およそ500万人が働く建設業界。それぞれ...続きを読む
作業現場が危ない?!熱中症予防・対策マニュアル
熱中症は、早期の対処で重症化を防げる疾患...続きを読む
中小企業の事業性を向上させる税理士の経営支援
身近な専門家である税理士の支援を受け、中...続きを読む
DVD 道路工事の労働災害・公衆災害
安全教育用DVD「つくる!安全現場の一年...続きを読む
国際標準型アセットマネジメントの方法
インフラ資産のアセットマネジメント全体の...続きを読む