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長谷工グループ/ICT活用を本格化/オープンイノベーションで取り組み加速  [2018年8月2日3面]

住まい情報と暮らし情報のプラットフォーム概念図

 長谷工グループは1日、ICT(情報通信技術)の活用とオープンイノベーションの取り組みを本格化させると発表した。人工知能(AI)やロボットの活用、クラウドサービスアプリケーションの開発などICTの取り組みを一層加速。「住まい情報と暮らし情報のプラットフォーム」構築し、各種メーカーやベンチャー企業、大学、研究機関とのオープンイノベーションを深化。ICTの高度な活用によって業務効率化やサービス向上の実現を目指す。
 同プラットフォームは、BIM(ビルディング・インフォメーション・モデリング)と、マンション入居者の暮らしの情報などをまとめた「LIM(リビング・インフォメーション・モデリング)」のデータを独自の「HASEKO BIM&LIM Cloud」に集約する。建築工事に関する多様なデータと、AIやIoT(モノのインターネット)、産業用ロボットなどの最新技術を連動させ、設計や施工の効率化をはじめ、住戸の販売促進、マンション管理、快適な暮らしの提供など、幅広い分野の事業発展につなげる。
 ICT活用ではBIMを利用した取り組みに注力する。3次元(3D)設計を施工に役立てるほか、販売図面など幅広い用途に利用する「長谷工版BIM」の取り組みを推進。同時にBIMのデータと産業ロボットやドローン(小型無人機)、AR(拡張現実)といった最新技術を組み合わる。施工や検査の自動化を目標に、オープンイノベーションでの研究開発を進め、現場の生産性向上につなげる考えだ。
 建物内に気温や地震などを計測するセンサーなどを組み込んだICTマンションの商品企画にも力を入れる。センサーからの情報をベースに、入居者の利便性向上や快適な暮らしの創出につなげる。BIM・LIMの情報とICTを組み合わせ、マンション管理や保守・修繕の最適化、防災対応など、幅広い用途に活用する。
 今後は、同プラットフォームを構築して情報基盤の整備を進めながら、ICT分野でオープンイノベーションを加速させ、建設生産システムの合理化や働き方改革、顧客満足度の向上などの実現を目指す。

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