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大林組/建設現場の暑さ指数管理システム改良/クラウドで利便性向上、19年外販へ  [2018年8月8日3面]

新型「暑さ指数ウォッチャー」の概要

 大林組は7日、建設現場の複数箇所の暑さ指数(WBGT)を連続測定し、一元管理するシステム「暑さ指数ウォッチャー」を改良したと発表した。クラウドシステムを導入し、スマートフォンやタブレット端末などで、誰でもどこでもリアルタイムに情報が確認できるようにした。作業員や職長など一人一人が現場全体の作業環境を認識し、熱中症の予防に役立てる。
 15年に開発した暑さ指数ウォッチャーは、作業場所の計測機器(子機)に併設される三色回転灯による注意喚起と、子機からのデータを集約する親機のパソコンで構成。施工管理者などが一括管理された情報に基づき、必要な対策を取ることで熱中症を予防していた。
 新型は、親機が子機から受信したデータをリアルタイムにクラウドへ送信する。従来は親機に接続されたパソコンでしか確認できなかったWBGTなどの情報が、場所を問わず誰でも確認できる。作業の場所や内容の見直しなど必要な熱中症対策を状況に応じて検討し即座に反映できる。
 無線通信の周波数を長距離データ通信に適した920メガヘルツに変更した。高層ビルの建設現場の場合、通信可能フロアが上下階で4フロア程度だったのを最大14~18フロアに拡大する。中継用の子機が削減でき、導入コストの低減につながる。
 子機に付属する温湿度センサーを耐久性の高い静電容量式に変更するなどし、メンテナンスを含む機器コストは旧型の半分程度になった。複数の建設現場に導入してシステムの実証を行い、19年から外部販売する予定だ。
 暑さ指数ウォッチャーは単体での利用だけでなく、WBGTと作業員ごとの生体データに基づき体調を管理する作業員向け安全管理システム「Envital」の環境計測機器としても活用している。

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