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三菱地所/和歌山県白浜町でワーケーション事業展開/テナント企業に新たな働き方提案  [2018年8月9日4面]

協定を交わした吉田淳一氏(中央)、仁坂吉伸氏〈左〉、井澗誠氏

 三菱地所はテナント企業に新たな働き方を提案する「ワーケーション事業」に取り組む。和歌山県白浜町のオフィスの一部を借り、同社のオフィスビルのテナント企業が利用できるようにする。恵まれた観光資源を持つ同町で集中的に仕事をすることで社員のモチベーションが高まり、アイデアの創出や生産性の向上を図る狙いだ。年内の利用開始を目指す。
 ワーケーションはワークとバケーションを合わせた造語。観光地などで休暇や研修を兼ねて短・中期的に滞在して仕事をする取り組み。和歌山県は17年度からワーケーションのPR活動などを展開し、全国に先駆けて企業の誘致を推進している。
 同社が借りるのは平草原公園(約14ヘクタール)内に町が建設した「白浜町第2ITビジネスオフィス」(白浜町2054の1)の約60平方メートルの区画。同社が内装・電気設備工事などを行い、「(仮称)南紀白浜ワーケーションオフィス」として開業する。周辺には南紀白浜空港や繁華街があり、車を使えば5分程度でアクセスが可能だ。
 同社と和歌山県、白浜町の3者は8日、ワーケーションの推進に向け協力することなどを盛り込んだ進出協定を結んだ。都内で開いた調印式には同社の吉田淳一社長、和歌山県の仁坂吉伸知事、白浜町の井澗誠町長が出席した。
 吉田社長は「テナント企業で働く人が快適な環境を整えるのに、丸の内だけでは解決できない問題もある。心休まる白浜町の環境で新たなアイデアが生まれ、日本の産業振興につながればうれしい」とあいさつ。仁坂知事は「東京への一極集中が叫ばれる中、地方での新たな働き方として注目される時代が来るのではないか」と述べた。井澗町長は「地域の魅力発信や交流人口の増加により、県や町がさらに飛躍する」と取り組みに期待した。

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