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三井住友建設/3DLS使用の橋梁出来形検測システム開発/作業時間が半分に  [2018年8月10日3面]

3D点群データから自動抽出される橋梁断面形状

 三井住友建設は9日、3次元(3D)レーザースキャナーを使った橋梁の出来形検測システムを開発したと発表した。3D点群データから橋梁の断面形状を自動抽出し、指定した箇所の出来形寸法を自動検測する。実現場に試行導入したところ、手作業で検測していた従来手法と同程度の寸法測定精度を維持したまま、作業時間が半分になることを確認した。
 システムでは抽出した橋梁の断面形状を3DCADデータとして出力することも可能だ。クラウドによるデータ管理で発注者を含むすべての関係者が情報を共有できる。施工管理の記録書類である出来形検測調書にもデータ出力できる。
 検測した施工中の橋梁断面形状データを蓄積し、自社開発した橋梁建設のトータルシステム「SMC-Bridge」で供用開始時の初期データとして活用すれば、維持管理の効率化やライフサイクルコストの低減も可能という。
 施工中の橋梁建設現場にシステムを試行適用し効果を試算。施工管理者が建設現場に拘束される延べ時間を比較した。一般的な橋梁の出来形検測にかかる拘束時間は、1断面当たり従来手法が45分だったのに対し、システムを活用すると20分に短縮。建設生産性が約2倍に向上した。
 今後は建設中の橋梁だけでなく、図面が保存されていない既存構造物の図面作成ツールやコンクリート工場製品などに適用するなど、幅広い展開を目指す。

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