技術・商品

このエントリーをはてなブックマークに追加 文字サイズ 

NEDO、若築建設ら/洋上風力発電施設の施工技術開発着手/建設コスト20%削減へ  [2018年9月11日3面]

 新エネルギー・産業技術総合開発機構(NEDO)は、若築建設らと洋上風力発電施設の建設コスト低減を目指す「洋上風力発電低コスト施工技術開発」に着手する。同事業を通じて22年度までに洋上風力発電施設の建設コストを20%低減させる技術を確立し、洋上風力発電の導入拡大を加速させる。
 同事業でNEDOは、「JIP方式による基礎構造の低コスト化技術の調査」と「ジャッキアップ型作業構台を活用した基礎構造物の施工」の2テーマを採択し、参画企業に助成する。22年度までに洋上風力発電施設の建設コストの20%低減を目指し、洋上風力発電の導入拡大を進める。
 JIP方式による基礎構造の低コスト化技術の調査は、風力エネルギー研究所(東京都港区、今村博代表取締役)と日立造船が進める。同調査は、ポンプで洋上風車の基礎内部の水を強制排水し、基礎内外の水圧差(サクション力)を利用して海底地盤に杭の根入れを行う「サクションバケット基礎」を中心に技術の検証を実施。低コスト化に向けた技術課題を抽出し、それらを解決することで、低コスト化につなげる。
 ジャッキアップ型作業構台を活用した基礎構造物の施工は、若築建設、吉田組(兵庫県姫路市、壺阪博昭社長)、むつ小川原港洋上風力開発(青森県六ケ所村、椚原光昭代表取締役)が担当する。石油掘削リグを改造したジャッキアップ型作業構台を活用し、着床式洋上風力発電施設の施工や運用・保守の効率化を図り、低コスト化を目指す。
 再生可能エネルギーは、利用拡大を目指し、洋上風力発電の普及が期待されている。日本近海の海底地盤に岩盤が多いことや施工体制が整っていないことなどから、普及が進む欧州に比べ、洋上風力発電の建設コストが約1・5倍かかるといわれている。これらの課題解決に向け同事業が進められている。

この記事へコメント

メールアドレスが公開されることはありません。

インフラ・ビジネス最前線―ODAの戦略的活用
 途上国や新興国で日本の民間企業が行うイ...続きを読む
建設業で本当にあった59話の心温まる物語
およそ500万人が働く建設業界。それぞれ...続きを読む
作業現場が危ない?!熱中症予防・対策マニュアル
熱中症は、早期の対処で重症化を防げる疾患...続きを読む
中小企業の事業性を向上させる税理士の経営支援
身近な専門家である税理士の支援を受け、中...続きを読む
DVD 道路工事の労働災害・公衆災害
安全教育用DVD「つくる!安全現場の一年...続きを読む