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大林組/東京機械工場に安全体感施設開設/現場での安全指導に活用  [2018年9月14日3面]

東京本店の社員8人が受講

 大林組は13日、埼玉県川越市にある東京機械工場に「安全体感教育施設」を開設し、運用を開始した。体験型の研修を通じ、作業員への安全指導や仮設設備点検などの能力向上に役立ててもらうのが目的。今後、同社社員をはじめ、協力会社の関係者らを対象に、月2回のペースで研修を開く。同日、東京本店の社員8人が受講し、安全意識の向上を図った=写真。
 安全意識・危険感受性の欠如によって、作業員が思わぬ労働災害に遭ったり、安全管理者の元請職員が危険作業を見過ごす恐れがあったりする。同社は実体験を通じて労働災害への感受性を高め、安全管理に対する意識の向上を図ってもらう目的で、同施設を開設した。
 施設は倉庫として使っていた建物を改修。延べ床1260平方メートル(研修室などを含む)の建物内に、「安全体感施設」と「仮設設備教育施設」を設けた。
 安全体感施設は危険度、発生頻度の可能性が高い作業を抽出。▽高所作業車挟まれ体感▽玉掛け危険体感▽感電危険体感▽回転体巻き込まれ体感▽重機安全体感▽可搬式作業台安全体感▽フルハーネス安全体感▽親綱安全体感▽電動工具安全体感-の各ブースに分かれている。受講者に作業での危険を体感してもらう。危険のポイントなどを労働安全に携わる担当社員が分かりやすく解説する。
 仮設設備教育施設には▽足場▽型枠支保工▽鉄骨▽土留め支保工-のモックアップを設置。これらに「安全上の間違い」や「現場で取り組んでいる好事例」を盛り込み、安全点検実習することで、個々の安全能力を高める。ほかにも「石綿体感教育施設」を安全体感教育施設に設置。石綿作業従事者の特別教育に活用していくという。
 施設の運営に携わる田渕成明東京本店建築事業部安全部部長は「施設を活用することで受講者が肌で危険を感じられるようになった」とメリットを強調。「安全指導の質が向上するほか、現場のさまざまな場面にも応用できると見ており、事故は減るだろう」と見ている。

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