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国交省/技能者「能力評価制度」枠組み案/手続き窓口を一元化、評価基準は国が認定  [2018年9月21日1面]

 国土交通省は建設キャリアアップシステムを活用した技能者の「能力評価制度」の枠組み案を示した。専門工事業団体が策定した能力評価基準を国が認定する。技能者の申請を所属事業者などが代行し、一時的に評価(仮評価)する仕組みを導入。カード申請と評価実施の窓口を専門工事業団体に一元化するなど、技能者の申請手続きの手間や負担を軽減する。=2面に関連記事
 専門工事会社の施工能力の「見える化制度」と建設技能者の「能力評価制度」を検討する「専門工事企業の施工能力の見える化等に関する検討会」の第5回会合が20日に開かれ、能力評価制度の枠組み案が提示された。
 国交省は、専門工事業団体などが策定した能力評価基準を認定する。その後、必要な指示や認定の取り消しができる仕組みとする。具体的な評価実施方法については、専門工事業団体などが国交省に届け出を行う。
 評価結果の有効期限も設ける。更新制のある登録基幹技能者などが対象の最上位(レベル4)については、登録基幹技能者だけ5年の有効期間を設定。それ以外の技能者レベル(1~3)には期限を設けない。
 評価結果に応じて色分けされたカードの発行は、キャリアアップシステムの運営主体の建設業振興基金が行うが、カードの交付申請を専門工業業団体が代行。これにより技能者は、評価実施とカード取得を一つの窓口で申請手続きできる。色分けされたカードの取得費用は実費相当(約1000円)とする。
 カードの色は、▽レベル1・初級技能者=ホワイト▽レベル2・中堅技能者=ブルー▽レベル3・職長として現場に従事できる技能者=シルバー▽レベル4・高度なマネジメント能力を有する技能者=ゴールド-とする。
 評価実施主体の評価事務を効率化するため、技能者のレベルを判定するエクセルシートを活用する。保有資格や就業日数を入力すると、あらかじめ設定した計算式により自動的にレベル判定する。技能者の所蔵事業者などによる仮評価にも使ってもらう。
 会合で国交省はシステムの運用開始前の技能者評価について方向性を示した。実務経験が要件となる資格制度、建退共制度、民間を含めた各種表彰制度などを組み合わせてレベル2、3を認定。レベル3の基準となる職長経験などは第三者(元請、上位下請など)証明を活用する。ただ認定後、一定期間内にレベル2または3相当の就労をシステムに蓄積しない場合は失効となる。

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