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大林組、東亜建設工業/大型洋上風力発電向けSEP共同建造/国内初9・5MWに対応  [2018年9月26日1面]

 ◇20年10月の完成予定
 大林組と東亜建設工業は25日、大型洋上風力発電所の建設を目的とした自己昇降式作業台船(SEP船)=イメージ図=を建造すると発表した。ジャパンマリンユナイテッド(横浜市西区、千葉光太郎社長)が基本設計から建造まで一貫して行い、日本特有の建設条件に幅広く対応できるようにする。
 建造するSEP船は、国内で初めて発電容量9・5メガワット級までの洋上風力発電施設の建設を可能とする。13日に建造契約を締結し、20年10月の完成、引き渡しを予定。国内最大の積載重量となり、大型洋上風力発電設備が最大3台まで搭載できる。
 発電容量5~9・5メガワット級の着床式洋上風力発電設備の組み立てを可能とする800トンつり型大型クレーンを装備。将来的な風車の大型化に対応して1000トンつり型大型クレーンへの換装も可能で、これにより10メガワット以上の発電設備の設置もできるようになる。
 船体を所定の位置に誘導するDPS(ダイナミック・ポジショニング・システム)と操船ウインチを装備し、現場条件に応じた最適な位置決め方法を選択して発電設備の建設を可能とする。
 政府の第5次エネルギー基本計画に基づき、今後洋上風力発電建設市場の拡大が見込まれる。ただ、大型着床式洋上風力発電設備に対応したSEP船が不足。既存の作業船では、作業効率の低下が課題とされている。両社は大型設備対応のSEP船を共同で建造し、所有することにした。

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