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大林組/コンクリ破砕時の騒音低減装置を開発/ブレーカー先端に泡、粉じんも抑制  [2018年10月5日3面]

バブルサイレンサーを使った解体作業

 大林組は4日、ジャイアントブレーカーによるコンクリート破砕の騒音低減装置を開発したと発表した。気泡を発生・放出する装置をブレーカーに取り付け、騒音の発生源である先端ノミ部分を泡で覆う。騒音レベルが5dBA(人間の聴感を考慮した騒音の大きさを示す尺度)低減できるという。ノミを覆う泡はコンクリート破砕時に発生する粉じんの飛散抑制効果もある。
 ジャイアントブレーカーは、コンクリートを大型のノミで突き崩す重機。地下躯体や基礎部分の解体作業で、コンクリートの背面に空間がなく、圧砕機が使えない場合に使用する。ブレーカーに後付けする「バブルサイレンサー」は、コンプレッサーで気泡溶液と圧縮空気を混ぜ合わせて先端まで送り、ノミを覆う泡を常時放出。泡の厚さを一定に保つことで、特に人が不快に感じる高音域の騒音を抑制する。
 放出した泡が突き崩したコンクリート片を包み込み、効率的に粉じんの飛散を抑える。放出する泡は工事で一般に使われている安全な材料で、通常の「がれき類」として従来通り処分できるという。
 日本郵政発注の「ゆうぽうと解体工事」(東京都品川区)に導入した結果、安定して騒音が低減できると同時に、粉じん発生も抑える効果を確認した。
 ブレーカーは圧砕機に比べ騒音が大きい。ノミの部分に騒音対策を施した低騒音タイプのブレーカーもあるが、ノミ自体を遮音する効果的な対策技術はなかった。解体だけでなく、岩盤の掘削などブレーカーを利用する作業に幅広く適用し、周辺環境に配慮した施工を実現していく。

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