企業・経営

このエントリーをはてなブックマークに追加 文字サイズ 

乃村工芸社/宮崎県日南市に人材派遣/古民家生かした地域おこしで連携  [2018年10月11日3面]

調印式(右から)崎田日南市長、乃村工芸社の山野氏、吉田勝彦常務執行役員

 乃村工芸社は、宮崎県日南市に人材を派遣する。同市が掲げる「創客創人」のコンセプトに沿ったまちづくりの実現に向けて、両社で締結している包括的連携協定の一環。乃村工芸社は総務省の「地域おこし企業人交流プログラム」制度の適用を受け、山野恭稔開発本部開発第一事業部開発1部開発プロデュースルームチーフを派遣する。派遣期間は最長3年を予定している。
 東京都内で9日、崎田恭平日南市長と吉田勝彦乃村工芸社常務執行役員開発本部長が派遣協定書に調印した。両者は17年1月、日南市に残る飫肥(おび)城下町をはじめとする古民家などの利活用や地域に根差した文化体験の企画などを通じて、観光客の誘致や移住・定住につなげるため、相互に協力する包括的連携協定を締結した。
 同社は初弾案件として、飫肥地区の古民家を宿泊施設に全面改修する空間プロデュースとデザイン監修を担当。17年4月に宿泊施設「季楽 飫肥 合屋邸(おうやてい)」をオープンした。これまで古民家をレストランや企業誘致のための働く場としてリノベーションするなどの取り組みも行い、日南市と良好な関係を構築した。
 今回の人材派遣は第2弾の取り組みで、山野氏は同市が昨年度に企業から募集した武家屋敷「旧小鹿倉家」の活用案(宿泊施設へのリノベーション)の実現を支援する。地元高校生と多摩美術大学の学生による地域活性化策を話し合うワークショップの開催を通じ、出たアイデアを具現化する取り組みも支援する。13~18日には飫肥地区で地域振興イベントも行う。イベント期間中はレストランの庭を全面装飾する予定で、新たな観光スポットとして装飾を常設化できるかの検討も行う予定。
 調印式で会見した崎田日南市長は「民間企業の力を借り、地域資源と企業のリソースを組み合わせた面白いといわれる地域、事業をつくりたい」と決意を表明。吉田勝彦乃村工芸社常務執行役員開発本部長は「山野氏が推進力となってさらなる魅力あるまちづくりを進めてほしい。日南の取り組みが地域活性化のモデルケースとなり、全国に波及できることを期待している」と述べた。

この記事へコメント

メールアドレスが公開されることはありません。

インフラ・ビジネス最前線―ODAの戦略的活用
 途上国や新興国で日本の民間企業が行うイ...続きを読む
建設業で本当にあった59話の心温まる物語
およそ500万人が働く建設業界。それぞれ...続きを読む
作業現場が危ない?!熱中症予防・対策マニュアル
熱中症は、早期の対処で重症化を防げる疾患...続きを読む
中小企業の事業性を向上させる税理士の経営支援
身近な専門家である税理士の支援を受け、中...続きを読む
DVD 道路工事の労働災害・公衆災害
安全教育用DVD「つくる!安全現場の一年...続きを読む