技術・商品

このエントリーをはてなブックマークに追加 文字サイズ 

応用地質/日本橋周辺の3D地盤モデル制作/首都高地下化プロジェクトに照準  [2018年10月12日1面]

 応用地質は、地下化が検討されている首都高速道路都心環状線の日本橋区間(東京都中央区)をターゲットに、大規模更新事業で必要となる3次元(3D)地盤モデルを制作した。過去半世紀にわたり日本橋周辺で実施してきた膨大な地下ボーリング調査のデータを活用。同社は地盤リスクの抽出と工事による周辺影響予測・解析、対策提案などに生かしたいとしている。
 3D地盤モデルの対象エリアは、都心環状線の竹橋ジャンクション(JCT)周辺から江戸橋JCT周辺までの一帯。日本橋周辺で保有するボーリング柱状図約2000本分を活用して制作。地表面から深さ20~30メートルの地盤・地質の状況が把握できる。
 3D地盤モデルは日本橋周辺の全体像だけでなく、任意の位置で地盤モデルが抽出できる。制作したモデルは各種解析に活用が可能。同社は周辺地盤の変形解析や3D浸透流解析、地震時液状化解析の結果を3Dで画像化している。周辺地盤の変形解析では近接構造物や交差する地中構造物の影響を評価。3D浸透流解析では地下水の変動履歴を考慮した圧密沈下を解析した。地震時液状化解析は液状化層の分布範囲を視覚で確認できるようにした。
 3D地盤モデルと各種解析結果の利用により、密集した地中構造物の中で行う工事作業時の近接構造物の損傷や、埋没台地による複雑な地下水の流れ、湧水や流動阻害による地下水位の低下や圧密沈下、広く分布する有楽町層の砂による地震時の液状化といった、さまざまなリスクを回避できるという。

この記事へコメント

メールアドレスが公開されることはありません。

インフラ・ビジネス最前線―ODAの戦略的活用
 途上国や新興国で日本の民間企業が行うイ...続きを読む
建設業で本当にあった59話の心温まる物語
およそ500万人が働く建設業界。それぞれ...続きを読む
作業現場が危ない?!熱中症予防・対策マニュアル
熱中症は、早期の対処で重症化を防げる疾患...続きを読む
中小企業の事業性を向上させる税理士の経営支援
身近な専門家である税理士の支援を受け、中...続きを読む
DVD 道路工事の労働災害・公衆災害
安全教育用DVD「つくる!安全現場の一年...続きを読む