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JM/スマホ写真から3Dモデル自動作成システム開発/リフォームの作業負担軽減  [2018年11月2日3面]

 前田建設の全額出資子会社でリフォームビジネスなどを手掛けるJM(東京都千代田区、大竹弘孝社長)は1日、スマートフォンで撮影した室内の写真から3次元(3D)モデルとBIM(ビルディング・インフォメーション・モデリング)を自動的に作成し、一元管理できるシステムを開発し、提供を開始したと発表した。システムを活用することでリフォームの作業負担を大幅に軽減できる。
 開発した「マタベーインサイド」(MI)システムは、JMと米国インサイドマップスが共同開発した。開発に当たってはオートデスクが技術協力した。
 MIの使い方は、まずスマートフォンを専用器具に取り付け、撮影したい店舗内を複数箇所撮影する。画像はネットワーク経由で自動的にMIに送られ、3DモデルとBIMモデルが作成される。
 作成したデータはJMのシステムに自動的に格納され、協力会社はシステムを介して設計や施工などに利用できる。竣工後はモバイル端末からBIMモデルを参照し、現場検査、修理の見積もり、発注まで行える。
 リフォーム作業に必要な時間や人数を削減できる点が最大の特徴だ。撮影にスマートフォンを使用するため、通常のリフォームの事前調査で必要な専用機材や専任者が不要になる。撮影からBIMデータの格納まで一連の工程が自動化されているため、企画から短時間でデザインや設計が開始できる。写真から3DモデルとBIMデータを作成することで、より複雑な構造の壁や小部屋なども正確に自動認識され、修正作業の負担軽減も期待できる。
 当初は国内の事業者向けに提供する。19年から国内の個人向けサービスを開始し、19年後半には中国、韓国などアジア地域にも展開する予定だ。価格は建築延べ床面積で算定。事業者向け参考価格は100平方メートルの店舗で3万1300円となっている。

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