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長大/斜張橋ケーブル点検効率化システムの開発着手/不具合検出にAI活用  [2018年11月5日3面]

 長大は、斜張橋ケーブルの点検用ロボットで撮影した画像を人工知能(AI)で解析し、不具合を検出する新たな画像処理システムの開発に着手した。従来は技術者が画像を確認しながら変状部を見極め、損傷図を作成していた。一連の作業をAI技術で代替することで、従来に比べ作業日数が6割程度短くできるとしている。今後は教師画像(損傷事例)を多く収集して可視変状識別機能の精度向上を図り、早期の実用化を目指す。
 新たな画像処理システムは、同社が長崎大学と共同で開発した斜張橋ケーブルの点検用ロボット「ヴェスピナエ」向けに使用する。
 ヴェスピナエは、点検対象の斜張橋ケーブルをアルミフレームで取り囲み、フレームの外側に取り付けた四つのプロペラと、電動モーターの推力で8輪のガイドローラーを介して移動。プロペラ背面の4方向からビデオカメラでケーブル保護管表面の近接映像を撮影する。
 従来は撮影した動画像を技術者が見て、変状部のチェックと損傷図の作成を行っていた。新システムは撮影した動画像からケーブル外観の展開図を作成し、可視変状箇所を検出する従来の作業をAIが代替する。維持管理需要の増大による技術者不足に備え、点検業務の大幅な効率化を図る。
 AIを活用するインフラの点検技術は、高精密壁面撮像用ラインカメラやレーザースキャン装置などを搭載した専用車両を使い、トンネル壁面の点検業務の変状調査と不具合の自動検出を行うシステムも研究開発している。

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