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大成建設/研究施設の室内環境を最適制御/消費エネ50%削減、安全・健康確保も  [2018年11月7日3面]

 大成建設は、医薬品メーカーなどが保有する研究施設(実験室)の室内環境を集中管理し、最適に制御するパッケージ型システムを開発した。独自開発した空調と照明、換気の制御技術を顧客ニーズに応じて組み合わせて提供。消費エネルギーの削減と研究者の安全・健康確保を同時に実現する。従来設備の実験室に比べ消費エネルギーが50%程度削減できるという。大学の研究室を含め年間10件の納入を目指す。
 「T-Labo NEXT」で制御するのは空調、照明、室内換気、局所排気などの設備。10月に横浜市戸塚区の同社技術研究所に初導入した。
 空調と照明の制御技術「T-Zone Saver」は、熱検知センサーで人の在室有無を正確に感知し、不在時に空調停止や最低照度に自動で切り替えることが可能。空調と照明のエネルギー消費量が30%低減できる。
 室内換気の制御は、実験室で使う試薬の危険度に応じて換気風量を可変する技術や、試薬の比重に応じて排気の吸い込み位置(高さ)を切り替える技術、緊急時に通常の倍以上の排気風量に変更する技術などを組み合わせる。研究者が室内のタッチパネルで排気高さや排気量を調整でき、安全で快適な環境を保つ。
 局所排気の制御技術「T-DC Air Diffuser」は、揮発性有害物質などを取り扱う場合、発生するガスを安全に排気し、研究者を健康被害から守るドラフトチャンバー(局所排気装置)の給気エネルギーを低減する。室内の温湿度環境を維持しながら、外気をドラフトチャンバーに直接給気することができる。従来のドラフトチャンバーに比べ空調エネルギーを約80%も低減できるという。

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