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情報通信設備工事各社/18年4~9月期決算/2社が増収営業増益  [2018年11月7日3面]

情報通信設備工事大手3社の18年4~9月期決算

 情報通信設備工事3社(コムシスホールディングス、協和エクシオ、ミライト・ホールディングス)の18年4~9月期決算が6日に出そろった。注力のNTT関連やモバイルキャリア向けの設備工事が堅調に推移し3社とも売上高が増加。本業のもうけを示す営業損益はコムシスHDとミライトHDの2社が増益となった。業績の先行指標となる受注高は、協和エクシオとミライトHDの2社が前年同期の実績を上回った。
 売上高の増加要因を見ると、NTT関連は光開通工事が拡大し、モバイルキャリア向けも第4世代移動通信システム(4G)の高度化や新周波数帯の工事が旺盛だった。各社で力を入れる太陽光発電の設備工事やICT(情報通信技術)を活用したサービスも引き続き好調を維持した。
 コムシスHDは、環境システム関連事業の大型太陽光発電設備工事が増収に寄与。ミライトHDは土木設備工事などを行う環境・社会イノベーション事業とクラウドやICT(情報通信技術)関連のサービスを提供するICTソリューション事業が前年実績を上回った。16年に買収したシンガポールの情報通信設備工事会社ラントロビジョンの好調な業績も貢献した。
 営業利益は売上高の増加などを背景に2社が増益を記録。NTT関連、モバイルキャリア向けの案件で工事の平準化が進み、労務費の抑制につながったことが利益の底上げ要因となった。働き方改革に向けた業務効率化も奏功した。
 受注高は2社が増加。協和エクシオは都市インフラ事業がけん引役となり、ミライトHDはICTソリューション事業が下支えした。コムシスHDはNTT、社会システムの両事業が前年同期に比べて減少し、受注高の減少につながった。
 19年3月期の業績予想は、3社が複数の通信設備工事会社などを完全子会社化したことで全体の事業規模が拡大。これにより3社ともが前年同期と比べ、大幅な増収営業増益を計画している。

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