工事・計画

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名古屋市検討懇談会/国際展示場(港区)の拡張提言/第2・3展示館を建替・2層化  [2018年11月9日8面]

現在の名古屋市国際展示場と新第1展示場の建設予定地(名古屋市提供)

 名古屋市が設置した「今後の展示場あり方検討懇談会」(座長・奥野信宏名古屋都市センター長)は、8日に開いた最終会合で「港区金城ふ頭にある既存の国際展示場を拡張すべきだ」との提言をまとめた。これを受け市は近く、方針を決める。
 河村たかし市長肝いりの大規模展示場実現を目指し市は、候補地に港区空見地区の東邦ガス工場跡地を挙げ折衝していたが、同社に難色を示され、2月に候補地から外した。その後、新たな候補地などを検討するため、9月に有識者で構成する同懇談会を立ち上げていた。
 現在の国際展示場は、第1~第3展示館、交流センター、イベント館で構成し、展示面積合計約4万平方メートル。このうち、1973年完成で老朽化が目立つ第1展示館については、あおなみ線金城ふ頭駅南側へ移転する計画が進んでいる。PFIを導入し、展示面積約2万平方メートルの新館を整備する計画で、12月に総合評価一般競争入札で事業者を決める予定。
 同懇談会では、市内で大規模用地を確保するのが難しいことから、現実的な案として現展示場の拡張を提言した。第2・第3展示館を建て替え、2層化することで、新第1展示館と合わせて8万平方メートルの展示面積を確保できるとしている。
 ただ、大空間が求められるようになってきている展示場に2層化がふさわしいのか、すでに19年9月オープンを目指し、常滑市で「愛知国際展示場」の建設が進んでおり、連携や採算性をどう考えるのかなど、委員からは多くの課題も指摘された。
 オープン時期については、2027年のリニア中央新幹線開業を視野に入れるべきだとした。
 河村たかし市長は、10月の記者会見で「早く作ることには大きなメリットがあり、金城ふ頭(にある市国際展示場)の拡張も十分に合理的だ」と懇談会の意見を評価するとともに、新設を目指すこれまでの方針も堅持し「二本立てで進める」との考えを示していた。

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