論説・コラム

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回転窓/働き方改革に思うこと  [2018年11月9日1面]

 「求人票に週休2日と書いたら、これまで見向きもされなかった高校生から応募があった」と、専門工事会社の経営者に聞いた▼国家公務員の完全週休2日制が導入されたのは1992年5月1日。一年を通じて毎週2日の休みがある働き方は民間でも多くが採用しているものの、現場作業が伴う建設業界ではまだ道半ばの状況にある▼時間外労働も働き方改革法によって近い将来、様変わりするだろう。5年間の猶予期間があるとはいえ、建設業には罰則付きの上限規制が始まるまでに解決するべき課題が山積。日本建設業連合会(日建連)が定めた段階的な土曜日の統一閉所運動を着実に浸透させることなどが求められよう▼「週休2日」と求人票に書いた経営者も「今いる社員にまで適用できない」と苦しい胸の内を明かす。高校卒業といっても多くは親の保護下にあり、収入以上に休日を重視する保護者は少なくないそうだ▼官民を挙げた働き方改革。手段を尽くして就労環境を変えようとする姿勢はもちろん評価する。それと同時に仕事や会社を理解してもらい、着実にステップアップできる環境整備も不可欠ではないか。

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