企業・経営

このエントリーをはてなブックマークに追加 文字サイズ 

道路舗装大手8社/18年4~9月期決算/合材製造価格上昇、6社が営業減益  [2018年11月15日3面]

道路舗装大手8社の18年4~9月期連結決算

 道路舗装会社8社の18年4~9月期決算が14日に出そろった。連結ベースの業績を見ると、売上高は手持ち工事の順調な進捗(しんちょく)によって5社が増収となった。原油価格の高騰によるアスファルト合材の製造価格の上昇などの影響で、本業のもうけを示す営業利益は6社が前年同期の実績を下回った。通期予想を公表している7社中5社は「原材料価格の上昇に価格転嫁が追いつかない懸念がある」として営業減益を見込んでいる。
 建設工事や合材などの製造・販売を含む単体受注高は、非公表の東亜道路工業を除く全7社が前年同期の実績を割り込んだ。「前期に複数の大型工事を受注した反動減」(NIPPO)や、「営業停止の影響で抑え気味の予想を立てていたが、想定よりも低い受注高となった」(前田道路)ことなどが要因だ。
 日本アスファルト合材協会(日合協)がまとめた18年度上期(4~9月)の会員企業の合材製造数量(速報値)は、前年同期比5・1%減の1676万トンと過去2番目の低水準にとどまり、製品・販売部門は6社が受注高を減らした。世紀東急工業は自社施工する大型工事への出荷で7社中唯一前年同期を上回ったものの、「アスファルトの値上がりを販売価格に転嫁できず、利益確保は厳しい」としている。
 連結売上高は前期に受注した大型案件の売り上げ計上が堅調に進んだことなどで5社が増収を記録した。営業利益は原油価格の高騰でアスファルト合材の製造コストが上昇したことが響いて採算が悪化。日本道路と世紀東急工業を除く6社が前年同期を下回った。
 通期予想では「原油価格の上昇が落ち着きをみせている」として5社が増収を見込む。4~9月期が増収増益だった世紀東急工業は6月の営業停止の影響が下期に出るとみており、通期では減収減益の予想を立てている。

この記事へコメント

メールアドレスが公開されることはありません。

インフラ・ビジネス最前線―ODAの戦略的活用
 途上国や新興国で日本の民間企業が行うイ...続きを読む
建設業で本当にあった59話の心温まる物語
およそ500万人が働く建設業界。それぞれ...続きを読む
作業現場が危ない?!熱中症予防・対策マニュアル
熱中症は、早期の対処で重症化を防げる疾患...続きを読む
中小企業の事業性を向上させる税理士の経営支援
身近な専門家である税理士の支援を受け、中...続きを読む
DVD 道路工事の労働災害・公衆災害
安全教育用DVD「つくる!安全現場の一年...続きを読む