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ダイダン取締役相談役特別執行役員・菅谷節氏/18年秋の叙勲で旭日中綬章を受章  [2018年11月28日2面]

菅谷節氏

 ◇設備工事の重要性広める
 2002年に藍綬褒章、今回は旭日中綬章を受章させていただいた。褒章と叙勲の栄に浴したのは一人の力ではなく、会社や社員一人一人の頑張り、そして建設業という大きなくくりの中で、設備工事業という業種が認識され、重要性が高まってきたことが評価された結果だと感じている。
 1970年代、日本空調衛生工事業協会の活動に参加し始めたころは、設備工事は建築付帯工事と捉えられ、建築工事全体の中で重要性がそこまで理解されていなかった。だが、建築費に占める設備工事費の割合は以前に比べて大きく上昇した。これは建築設備の重要性が認識されてきた表れではないか。さらに設備工事各社の技術力が高まり、建物の機能を最大限に発揮したいという顧客の要望とマッチし、この業種の必要性が一段と向上していることとも、無縁ではないだろう。
 これまで半世紀以上、建築設備業界と関わってきた。特に印象に残っているのは、私どもの働き掛けもあり分離発注が公に広まり始めたことだ。今後、さらに技術提案をして受注を増やしていくのが、設備工事業界の夢であり希望だ。そのためには技術開発力のある設備工事会社が積極的に技術提案し、分離発注の風潮を築き上げていくことが大切になる。技術提案した設備が形となり発注者に喜んでもらえれば、若手技術者のやりがいにもつながる。こうしたサイクルが浸透し定着することは、結果的に就労人口の増加にも貢献するだろう。
 4月に代表取締役会長を退任し相談役に就いたが、これからも設備工事という業種の重要性を高め続けたい。建築設備は快適な環境を提供するなど、生活に欠かせない重要なものだ。当社の社員には担当している仕事の必要性と重要性を認識し、胸を張って誇りを持ち、日々の業務により励んでもらいたい。
 自ら手掛けたものが形となり、周りの人たちから評価を受ける。それがこの仕事の醍醐味(だいごみ)だ。そのために私を含めた経営者は、若手社員が活躍できる環境を整えていく必要がある。

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