技術・商品

このエントリーをはてなブックマークに追加 文字サイズ 

NIPPO/舗装の維持修繕でICT化推進/MCシステム実証、施工管理を省力化  [2018年12月3日3面]

実証試験はタイヤ式の切削機で行った

 NIPPOは、道路舗装の維持修繕工事でICT(情報通信技術)の導入拡大を図っている。時間や場所の制約がある供用中の道路に適した施工機械のマシンコントロール(MC)システムを新たに構築した。年度内の実用化を目指す。
 構築した「次世代MCシステム」は、舗装の修繕に使用する路面切削機に搭載する。現場で行う事前測量時に舗装の現況データを取得し、設計データと合わせて必要となる施工厚を事前に準備しておく。
 現場では、全球測位衛星システム(GNSS)で切削機の2次元位置を計測し、リアルタイムに座標を取得する。マシンに取り付けた超音波センサーなどで制御位置の実測値を計測する。これらにより、施工位置ごとに設計通りの施工厚となるようマシンが制御できるようになる。
 トプコン、重機レンタルのユナイト(東京都中央区、須郷洋一社長)と共同でシステムの実証試験を行った。維持修繕工事で使われることが多いタイヤ式の切削機に搭載し、従来手法と同等の精度を確保できることを確認した。配置要員を一人減らせるなど、省力化につながることも分かった。
 舗装維持修繕工事では現状、トータルステーション(TS)を活用したMCが普及していない。現場が供用中の道路のため、TSなど機器の設置場所が限られ、街路樹や電柱、一般車両によりTSの視準が遮られる。施工延長が長くなると、機器の据え替えが必要となり、管理が煩雑になるのも要因とされる。
 NIPPOの担当者は今回の検証結果を受け、「TSを用いたMCのように現場内に制御機器を設置しなくて済むため、施工管理の省力化が図れる」としている。同社はICTやIot(モノのインターネット)で舗装現場の生産性や安全性を高める「N-PNext」という概念を昨年発表し、要素技術の開発を活発化している。

この記事へコメント

メールアドレスが公開されることはありません。

インフラ・ビジネス最前線―ODAの戦略的活用
 途上国や新興国で日本の民間企業が行うイ...続きを読む
建設業で本当にあった59話の心温まる物語
およそ500万人が働く建設業界。それぞれ...続きを読む
作業現場が危ない?!熱中症予防・対策マニュアル
熱中症は、早期の対処で重症化を防げる疾患...続きを読む
中小企業の事業性を向上させる税理士の経営支援
身近な専門家である税理士の支援を受け、中...続きを読む
DVD 道路工事の労働災害・公衆災害
安全教育用DVD「つくる!安全現場の一年...続きを読む