工事・計画
清水建設JV/東京国際展示場増築工事大詰め/大屋根ユニットをリフトアップ [2018年12月5日1面]
清水建設・錢高組・村本建設・共立建設JVが施工する「東京国際展示場増築工事」(東京都発注)が19年6月の完成に向け大詰めを迎えている。東京都江東区の東京ビッグサイトに展示棟や駐車場棟などを増築するプロジェクト。総延べ床面積は6・6万平方メートルに達する。現時点での進捗(しんちょく)率は80%。4日には重量約500トン、面積約2200平方メートルの大屋根ユニットのリフトアップを実施。ジャッキを使い、約2時間かけて地上40メートルの高さまで引き上げた。
リフトアップに当たっては、4階床の完成後に床上で大屋根ユニットを構築。同時にリフトアップ用のジャッキを設置する仮設の鋼製やぐら4体を、各ホール外周部の躯体上に組み立てた。各やぐらにジャッキを4台ずつ設置し、ワイヤケーブルでジャッキと大屋根ユニットの四隅16点を連結。最後にジャッキで大屋根ユニットを持ち上げ、躯体と一体化した。
屋根にかかわる高所作業では墜落や転落などの災害が発生しやすい。リフトアップでは墜落・転落災害を防ぐため、あらかじめ床上で大屋根ユニットを構造、設備、仕上げを含めて完成に近い状態に施工。高所作業を減らすことで安全性を高めた。
東京ビッグサイトは2020年東京五輪・パラリンピックで国際放送センター(IBC)とメインプレスセンター(MPC)として稼働する予定だ。
リフトアップに当たっては、4階床の完成後に床上で大屋根ユニットを構築。同時にリフトアップ用のジャッキを設置する仮設の鋼製やぐら4体を、各ホール外周部の躯体上に組み立てた。各やぐらにジャッキを4台ずつ設置し、ワイヤケーブルでジャッキと大屋根ユニットの四隅16点を連結。最後にジャッキで大屋根ユニットを持ち上げ、躯体と一体化した。
屋根にかかわる高所作業では墜落や転落などの災害が発生しやすい。リフトアップでは墜落・転落災害を防ぐため、あらかじめ床上で大屋根ユニットを構造、設備、仕上げを含めて完成に近い状態に施工。高所作業を減らすことで安全性を高めた。
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