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大日本土木ら/コンクリ仕上高さ管理システムを開発/TS活用し作業時間短縮  [2018年12月7日3面]

コテプリのシステム概要

 大日本土木は、建設工事向けの計測・測量システムの開発などを手掛ける計測ネットサービス(東京都北区、佐藤哲郎社長)と共同で、自動追尾式トータルステーション(TS)を活用したコンクリート打設時の仕上げ高さ管理システムを開発した。コンクリートの表面仕上で使用するトンボやコテに取り付けた測量用プリズムとTSにより、高さデータがリアルタイムで確認可能。品質向上と作業時間の短縮効果が期待できる。
 開発したシステムはTSと測量用プリズム、スマートグラス、TS再追尾用のコントローラーで構成し、商品はコテ用の「コテプリ」とトンボ用の「トンプリ」の2種類。
 コンクリート打設時の仕上げ作業は従来、4~5平方メートルごとに1カ所設置する高さ標識を基準に、作業員が目測で設計値との差異を把握していた。コテプリとトンプリは、器具に装着したプリズムをTSが追従し高さを自動計測する。作業員はスマートグラスを通して計測結果が確認できる。ならしや仕上げ作業をしながら計測値との差を調整できるため、高精度な仕上げが可能になる。
 「多治見長瀬テクノパーク開発事業造成工事」(多治見市土地開発公社発注)での試験施工と、「平成29年度名二環春田3交差点北高架橋基礎工事」(国土交通省中部地方整備局発注)での実証で、熟練者の仕上げが「マイナス3・4~4・8ミリ」(2σ範囲)の誤差だったのに対し、同システムは「マイナス1・8~2・2ミリ」(同)に収まり、同等以上の精度が得られた。
 高さ標識の数が大幅に軽減できたため、設置にかかっていた作業時間(打設範囲1000平方メートル)が3日から1日まで短縮可能。労務費などの低減によりコンクリートならしと仕上げの施工費が40%に縮減できた。
 同システムは近く、計測ネットサービスから販売とレンタルを開始する。

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