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安藤ハザマら3社/RC造基礎梁補強工法を改良/梁せい低減、より低コストに  [2018年12月7日3面]

従来のエコ基礎梁工法〈左〉と改良後

 安藤ハザマと西武建設、東亜建設工業の3社で構成する基礎梁開孔補強研究会は、中低層建築物向けのRC造基礎梁補強技術「エコ基礎梁工法」を改良した。人や設備配管用の貫通孔(開孔)を設ける基礎梁で、これまで「開孔直径の2・5倍以上」としていた梁せい(梁の上端から下端までの寸法)を「2倍以上」に変更した。梁せいを抑えることで型枠やコンクリート、掘削土量の低減につながる。コスト縮減と同時に、省人化と省力化、設計自由度が高まる。
 開孔の直径が600ミリの場合、梁せいは1500ミリ以上から1200ミリ以上となり、最大で300ミリ低くなる。これまでは、開孔の補強に4本1組の斜め補強筋を用いていた。配筋作業を効率化するため、斜め補強筋が3組以上となる場合には、基礎梁内部の斜め補強筋(梁側面を除く)を既製の貫通孔補強金物に置き換えられるようにした。
 隣り合う開孔の中心間隔は、平均開孔径の3倍以上を確保する必要があるが、2・5倍の位置まで近づけられるようになった。これにより、大開孔に近接する設備配管や電気配線などの中開孔の配置の自由度が高まる。
 梁せいは構造上不要でも開孔の直径の3倍以上にすることが慣用的とされる。同研究会は、大開孔のあるRC基礎梁の補強工法として、梁せいを2・5倍以上に低減できるエコ基礎梁工法を開発。2011年3月に日本建築総合試験所の建築技術性能証明を取得し、多くの実績を重ねてきた。今回の改良に伴い、性能証明を再取得した。

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