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改正建築士法成立/実務経験を免許登録要件に/卒業後すぐ受験可能  [2018年12月11日1面]

 改正建築士法が8日未明に成立した。優れた人材を継続的・安定的に確保することを目的に、これまで受験要件だった「実務経験」を「免許登録要件」に変更。試験の前に求められていた実務経験を、試験の前後を問わず免許登録までに満たしていれば良いことになる。これにより卒業後すぐに受験ができるなど、受験機会の早期化が図れる。
 改正法は公布から2年以内に施行される。新しい制度での試験は20年度にも始まる見通しだ。
 日本建築士会連合会(士会連合会、三井所清典会長)、日本建築士事務所協会連合会(日事連、佐々木宏幸会長)、日本建築家協会(JIA、六鹿正治会長)の設計3団体は、6月の自民党建築設計議員連盟(額賀福志郎会長)の総会で建築士資格制度の改善について共同で提案。建築士の高齢化や受験者数の減少といった状況を踏まえ、若年層が早期に資格を取得できるよう、受験資格の実務要件を緩和するよう求めた。
 これを受け議連は勉強会を設置し、提案のうち「資格取得の実務要件の合理化」について内容が適正と判断。議員立法で臨時国会に法案を提出していた。
 3団体はこのほか、建築士試験の受験資格のうち実務経験の範囲を拡大するよう要請。国土交通省は学識者などでつくる「建築士資格に係る実務経験のあり方に関する検討会」を設置。08年改正以降の建築士や建築物を巡る社会環境の変化などを踏まえ実務経験の対象実務を見直す。改正法の施行時期と併せて適用する方向で検討を進めている。

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