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前田建設/配水管通水検査システムを開発/タブレット端末と発信機で工程省略  [2018年12月13日3面]

検査に使うビーコン〈上〉とビーコンを入れるポケット付きの布片

 前田建設は12日、配水管が正しくつながれていることなどを確認する配水管通水検査システムを開発したと発表した。システムは小型のビーコン(電波発信機)とタブレット端末で構成。マンションの竣工検査に使う。従来の検査方法は検査結果を手作業でまとめていたが、同システムを活用することで検査にかかる作業を自動化。検査工程が55%削減できるという。
 マンションの竣工検査では、配水管が間違っていないか、接続部の勾配に不具合がないかなどを確認するため、通水試験を実施する。従来手法では住戸内の排水箇所(キッチン、トイレなど)からボールなどを流し、最終排水ますなどに流れ着くまでの時間を計測・記録して報告書にまとめていた。
 開発したシステムでは、ボールの代わりに500円玉大の小型ビーコンを取り付けた布片を流す。ビーコンの出発地点(部屋番号など)や出発時間、最終地点までの到達時間をビーコンと連動したタブレット端末が自動で読み取り、検査結果や報告書を自動作成する。複数のビーコンを使えば、複数箇所の同時検査が可能となり、時間が短縮できる。
 システムの活用で検査工程が大幅に削減できる上、手作業による検査結果の記入ミスなども防げる。クラウドサーバーに情報を集めれば遠隔から複数物件の検査状況が確認できるようになる。
 14日まで東京都江東区の東京ビッグサイトで開かれるビル・施設の総合展示会「第3回スマートビルディングEXPO」で紹介している。

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