企業・経営

このエントリーをはてなブックマークに追加 文字サイズ 

19年の周年企業/森組120周年、前田建設は100周年/帝国データ調べ  [2018年12月14日3面]

 2019年は平成最後の年-。建設業界では多くの企業が創業や設立からの節目を迎える。上場ゼネコンでは森組が1899年の創業で来年が120周年。1919年に創業した前田建設は100年企業に仲間入りする。各社はこれまでの歩みを振り返ると同時に、今後を見据えた経営目標やブランドの方向性を再設定するなどして、さらなる飛躍を目指す。
 民間信用調査会社の帝国データバンクが実施した周年企業調査によると、19年に10年刻みで節目を迎える企業は全国で14万1550社に達する。建設業を見ると、10周年は4529社、30周年は8936社、50周年が7862社、100周年は252社。30周年を迎える企業は平成元(1989)年創業で、業種別は建設業が30・2%と最多となる。50周年も36・6%と建設業が最も多かった。
 ゼネコンのうち、6月に創業120周年を迎える森組は、1899年に奈良県吉野郡で土木建築請負として産声を上げた。110周年となる馬淵建設(横浜市南区、馬淵圭雄社長)は、1909年8月に前身の馬淵組が神奈川県横須賀市に創業された。
 前田建設は1919年1月8日、福井県で初代前田又兵衞が土木工事専門施工業者として創業したのが始まりだ。「請け負うだけの建設会社」から「請け負い、事業する建設会社へ」の変貌を掲げ、近年は再生可能エネルギー発電事業や公共施設等運営権(コンセッション)方式の仙台空港特定運営事業、愛知県有料道路事業など新たなビジネスに取り組んでいる。
 創立90周年を迎える東洋建設は1929年7月、兵庫県鳴尾村(現西宮市)の沖合を埋め立て、一大工業団地を造成することを目的に、山下汽船(現商船三井)と南満州鉄道の共同出資で前身の阪神築港が設立された。1949年創立の大豊建設は3月に70周年を迎える。同年には矢作建設工業もスタートを切った。
 川北電気工業(名古屋市中区、大津正己社長)は110周年、栗原工業(大阪市北区、栗原信英社長)は100周年、日本道路は90周年、丹青社とテクノ菱和は70周年を迎える。半世紀を迎える企業の中には、新日本空調、IHIプラント建設(東京都江東区、大澤祐介社長)などがある。
 来年周年を迎える建設関連企業で最も歴史が古いのは、屋根工事を専門に手掛ける家根惣(新潟市中央区、渡辺雄三社長)で、1839年の創業から180周年となる。

この記事へコメント

メールアドレスが公開されることはありません。

インフラ・ビジネス最前線―ODAの戦略的活用
 途上国や新興国で日本の民間企業が行うイ...続きを読む
建設業で本当にあった59話の心温まる物語
およそ500万人が働く建設業界。それぞれ...続きを読む
作業現場が危ない?!熱中症予防・対策マニュアル
熱中症は、早期の対処で重症化を防げる疾患...続きを読む
中小企業の事業性を向上させる税理士の経営支援
身近な専門家である税理士の支援を受け、中...続きを読む
DVD 道路工事の労働災害・公衆災害
安全教育用DVD「つくる!安全現場の一年...続きを読む