技術・商品

このエントリーをはてなブックマークに追加 文字サイズ 

大裕/仮設足場材の自動選別装置開発/AIの画像認識技術活用  [2018年12月17日3面]

AI技術を導入した仮設足場材自動選別装置

 産業機械メーカーの大裕(大阪府寝屋川市、飯田浩二社長)は、「仮設足場材自動選別装置」を開発した。現場から返却された仮設足場のパイプ材を種類や長さに応じて自動選別した後、チェーンラックに収納する。自動選別には人工知能(AI)を活用した画像認識技術を活用。足場材の検査から選別、収納まで一連の作業で時間短縮や省力化、作業負担の軽減などが図れる。香港の大手仮設資材業者・AESへの納品が決まっている。今後、国内でも販売を開始する予定だ。
 同装置は品質検査台とAIを活用した画像識別装置、チェーンラック、自走式ラックカーゴで構成する。現場からレンタル業者のストックヤードに戻ってきた仮設の足場材を検査した後、種類別、長さ別に自動識別してチェーンラックに仕分けする。
 足場として使用し、200本程度に束ねたパイプ材を品質検査台に載せ、作業員が破損状態を確認する。画像識別装置は98%と非常に高い精度でパイプ材の種類や長さを見分け、その後、チェーンラックに200本ずつ格納する。1時間当たり900本程度、1日で6000本の仕分け・整理が可能。同社によると、1日で6000本の仮設材を検査・整理するには15人程度の人員が必要だったが、同装置を活用すれば4人程度の人員で済むという。
 現場で使用する足場など仮設材はほとんどがレンタル。工事が完了すると、大量で多種多様な仮設材がレンタル業者に返却される。仮設材をストックヤードに受け入れたレンタル業者は人海戦術で仮設材の破損状態を確認。検査を終えたものを仕分けして置き場に収納していた。大量の重量物を扱う検査・収納作業に携わる人員をどう確保するかは、レンタル業者に共通する課題になっている。

この記事へコメント

メールアドレスが公開されることはありません。