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近畿整備局、阪神高速道路会社ら/大阪湾岸道路西伸部整備(神戸市)が起工  [2018年12月26日20面]

関係者による鍬入れ

池田局長

幸社長

 近畿地方整備局と阪神高速道路会社、兵庫県、神戸市は22日、大阪湾岸道路西伸部(六甲アイランド北~駒栄間14・5キロ)の工事着手に先立ち、神戸市東灘区の神戸ファッションプラザで起工式を開いた。西伸部は大半が長大橋を含む橋梁構造で、公共事業と有料道路事業の合併施行方式を採用し、早期の開通を目指す。総事業費は約5000億円が見込まれている。
 大阪湾岸道路は神戸淡路鳴門自動車道(垂水ジャンクション)から関西国際空港(りんくうジャンクション)までを結ぶ延長約80キロの自動車専用道路。この一部を形成する西伸部は、神戸市東灘区向洋町東の六甲アイランド(阪神高速湾岸線六甲アイランド北インターチェンジ)からポートアイランドを通り、長田区西尻池町に至る区間で計画され、阪神高速神戸山手線に接続する。神戸港の航路をまたぐ区間では長大橋(斜張橋)が計画されている。
 本年度から近畿整備局浪速国道事務所発注の六甲アイランド地区整備工事(施工=大喜建設)と、阪神高速道路会社が発注した神戸山手線接続部の「駒栄工区開削トンネル工事」(施工=清水建設・奥村組・佐藤工業JV)の2地区で工事が始まる。
 西伸部の整備により、阪神臨海地域の交通渋滞の緩和や交通アクセスの向上、物流の効率化、国際戦略港湾「阪神港」の機能強化が期待され、災害や事故などの緊急時に代替路としての役割も果たす。
 起工式には国土交通省や阪神高速道路会社、兵庫県、神戸市の関係者、国会議員ら約200人が出席。冒頭、国交省の池田豊人道路局長が「本日を皮切りに国と阪神高速道路会社が協力し、六甲アイランド地区と駒栄地区で工事を進めていくことになった。早期の開通に向け、引き続き皆さんのご協力をお願いしたい」と式辞を述べた。
 続いて、井戸敏三兵庫県知事が「景観にも十分に配慮し、機能的で期待される効果を存分に発揮する道路として早期の完成を目指したい」、久元喜造神戸市長は「西伸部が完成すると関西の人、モノの流れが大きく変わり、陸・海・空ネットワークの飛躍的な向上を期待している。市も事業の円滑化に全力を尽くしたい」と話した。
 阪神高速道路会社の幸和範社長は「西伸部は慢性的な渋滞が続く3号神戸線の渋滞緩和や阪神港の機能強化、災害時の代替機能確保などに貢献する。当社では長年培ってきた技術的知見や、阪神大震災から学んだ減災の技術を生かした設計検討を進めるとともに、工事を担当する湾岸線建設事務所の新設など、工事着手に向けた体制も整えてきた。国交省をはじめ関係機関と連携し、早期の開通を目指して事業を進めていく」と決意を述べた。
 国会議員の祝辞などに続き、関係者による鍬入れが行われ、工事の安全と早期の開通を祈念した。

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