論説・コラム

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回転窓/新時代への幕開け  [2019年1月8日1面]

 1989年の1月8日、「平成」がスタートした。当時の資料を振り返ると新元号の最終候補に残ったのは平成、修文、正化の3案だったそうだ▼8人の有識者で構成する懇談会の議論を経て、臨時閣議で新元号を正式に決定。当時の小渕恵三内閣官房長官が毛筆で平成と書かれた台紙を示した姿を覚えている方も多かろう▼平成は中国前漢時代の歴史家・司馬遷によって編さんされた『史記』の五帝本紀に記された「内平外成(内平かに外成る)」などが由来。「国の内外、天地とも平和が達成される」という意味が込められている▼新しい年を迎え昨日が仕事始めだった人も少なくないだろう。今月半ばからは受験シーズンも本格化。年度末に向かって何かと忙しい時期に入る。今年のえと「己亥(つちのとい)」にあやかって、慎重を期して調子に乗り過ぎず、将来のチャンスをしっかりとつかめるように行動したい▼国民生活への影響を最小限に抑えるため、4月1日には新しい元号が発表されるそう。どのような思いが込められるのかは今後の議論を待ちたいが、まずは今年も読者に喜ばれる新聞づくりを日々心掛けたい。

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