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19年始動-各社トップが年頭あいさつ/新たな時代へ変化の年/生産性向上に注力  [2019年1月8日1面]

年頭の訓示を行う(左から)大林組の蓮輪社長、西松建設の高瀬社長、前田建設の前田社長

 2019年が幕を開けた。仕事始めを迎えた4日と7日、建設業界各社のトップが社員に対して年頭あいさつを行った。持続的な成長を目指し働き方改革や生産性向上に力を入れる発言が目立つ。事業環境の変化を見据え、より強固な経営基盤づくりを目指す企業も多い。4月には平成に代わる新たな元号が発表される。時代の節目を迎え、各社は変化を先取りした取り組みに注力しようとしている。=4、5面に各社トップのあいさつ一覧
 昨年3月に就任した大林組の蓮輪賢治社長は、社員を前に「社会の潮流を踏まえ、機動的に実行していくことが大切だ。目指す将来像を創り上げていこう」と呼び掛けた。創業180年を迎える鹿島の押味至一社長は「新たな価値を加え、次世代に引き継いでいかなければならない」と強調し、生産性向上などに力を入れる考えを示した。「新たな長期ビジョンや中期経営計画をスタートさせる重要な年」と語ったのは清水建設の井上和幸社長。挑戦的な目標を打ち出していく方針を表明した。
 大成建設の村田誉之社長は、「職人とロボットが共存し、より高度でより高品質な建造物を、より効率的に安全に建設する企業グループを目指していこう」と訴えた。竹中工務店の宮下正裕社長は基幹事業に力を入れつつ、「『まちづくり総合エンジニアリング企業』として具体的な施策も展開する」と語った。
 昨年4月に就任した社長のうち、熊谷組の櫻野泰則社長は「目標にまっしぐらに向かう勢いのある年にしたい」と力を込めた。安藤ハザマの福富正人社長は「時代の先を考えていくことが必要」、西松建設の高瀬伸利社長は「時間外労働の罰則付き上限規制適用に向けて現場の負担軽減を図る」と述べた。同6月に就任した東急建設の今村俊夫社長や鉄建建設の伊藤泰司社長も初の年頭訓示で社員に奮起を促した。
 8日に創業100周年を迎える前田建設。前田操治社長は「次の100年も持続的成長を実現するため、世の中の変化や社会の課題に向き合う会社を目指す」と決意を述べた。大豊建設は3月に70周年、森組は6月に120周年、東洋建設は7月に90周年を迎える。
 道路舗装業界では日本道路の久松博三社長が、90周年を見据えて「新しい時代への道筋をつけるスタートの年にしたい」と決意表明。建築設計界では、日建設計の亀井忠夫社長が「英知を結集し好循環を生み出したい」と語った。建設コンサルタント業界では、日本工営の有元龍一社長が「持続可能なスマート社会の実現に向け、提案と行動を期待している」と社員に呼び掛けた。

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