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東急建設/MR技術を建築現場に試行導入/業務効率化・品質向上に活用  [2019年1月10日3面]

 東急建設が、建築工事を対象にMR(複合現実)技術の現場導入に乗りだした。米マイクロソフトのゴーグル式MR端末「ホロレンズ」を使い、現場でホログラフィックで柱や梁、空調配管などを融合。図面通りに工事が進んでいるかどうか確認する。昨年3月から都内の建築現場に試行導入し、本格投入に向けた動きを加速させ業務効率化のツールとして利用する。
 建設現場でのMR活用では、ホロレンズ用の専用アプリケーションを活用する。このアプリとBIM(ビルディング・インフォメーション・モデリング)データなどを連携。天井裏の空調機器やダクト、配管、柱・梁など、さまざまな機器・部材の形状や大きさがホロレンズを通して実際の建築物上に表示される。これにより、部材や設備が図面通りに配置されているのかひと目で確認できる。
 この取り組みについて、林征弥建築本部BIM推進部部長は「MRを利用したシステムは、既に建設作業に好影響を与える水準にまで到達できた」と強調。その上で「現場の効率化はもちろん、顧客への説明や施工者同士の情報共有が容易になり、相互理解が深まるツールとして活用できる」と期待する。
 同社は昨年3月の試行導入以降、現場から課題や問題点などを抽出。同システムの精度を高めながら、運用データを収集・分析して生産性向上の効果を確認し、本格導入に向けて改良を重ねている。

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