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石井啓一国交相/第二湾岸道路具体化へ検討組織の設置表明/千葉県・森田健作知事要望  [2019年1月21日4面]

計画ルート

 国土交通省は、東京湾沿いに計画されている第二東京湾岸道路(第二湾岸)の具体化に向けた検討を始める。現在は政府が指定する地域高規格道路の候補路線という位置付け。森田健作千葉県知事が石井啓一国土交通相に対して17日、千葉県湾岸エリアで第二湾岸を軸にした高規格道路の整備を求めた。これに応じた石井国交相は検討組織を設け、計画を前進させる議論を行う考えを表明した。
 第二湾岸は千葉、東京、神奈川の3都県にまたがる東京湾沿岸に計画されている路線で、東京湾岸道路の内側を通る。浅瀬や干潟のある三番瀬が計画用地となっており、2001年9月に当時の堂本暁子千葉県知事が埋め立てを行わない方針を表明して以降、整備を巡る検討が滞っていた。第二湾岸を巡る本格的な検討の再開は18年ぶりとなる。検討組織は主体、構成員、開催時期とも未定ながら、千葉県は既に参加に前向きな意向を表明している。
 千葉県内にある東京湾沿いの幹線道路は現在、国道14、16、357号の混雑が目立つ。国交省関東地方整備局、東日本高速道路関東支社、首都高速道路会社、千葉県、千葉市が参画する「千葉県湾岸地域渋滞ボトルネック検討ワーキンググループ(WG)」が18年3月まで8回開いてきた会合では、交通状況を踏まえ高規格道路の必要性が高まっていた。
 石井国交相との会談で森田知事は、渋滞対策に加えて首都圏の交流・連携の強化、災害・緊急時の都心と成田空港を結ぶ代替ルートの機能を担う観点から、第二湾岸を「地方創生と国土の強靱(きょうじん)化を実現していく上で極めて重要な高速道路」と強調し、具体化を要請した。千葉港、木更津港、20年東京五輪の開催地となる幕張メッセ、京葉臨海コンビナートがあり、今後の交通需要の増加も見込み、検討を求めた。森田知事は、東京湾アクアラインの通行料金を800円(ETC普通車)とする措置の継続と、料金を巡る協議を3年ごとに行いたい意向も申し入れた。

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