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3M/フルハーネスを全8製品に拡充/法改正に対応、安全性と作業性を両立  [2019年1月31日3面]

新製品を説明する中辻事業部長〈左〉

 3Mは、高所作業時に装着するフルハーネス(墜落制止用器具)を2月1日に現在の4製品から8製品に拡充すると発表した。とび職に人気の高いH型(水平腿タイプ)のフルハーネスを追加。骨盤を広く支えるサポート構造や劣化を抑制する金属製バックルなどを採用している。これまでの知見を生かし、着用者の安全性と作業性を両立させたのがポイントだ。
 2月1日に施行される改正労働安全衛生法令に対応する。経過措置期間(22年1月1日まで)を経てフルハーネスの着用が原則義務化となり、現在主流の胴ベルト型からフルハーネス型に移行する。
 従来の4製品は、新規格適合品として販売を継続する。追加する4製品は、建設業界を対象にした高負荷作業用や、はしご昇降作業、柱上作業などの特定作業用。日本の作業環境に合うよう、向井建設(東京都千代田区)との意見交換を通じて開発したモデルも含まれる。サイドループ構造で上半身と下半身の独立性を高めたほか、道具ベルトの着用性を向上させた。
 3Mは、フルハーネスの安全性と作業性を両立させる基本設計として▽X型背面ベルト▽骨盤サポート構造▽金属製バックル▽ループ型腰部ベルト▽強度を保つステッチ▽うっ血対策ストラップ-の6点を掲げている。製品テストでは足からの落下に加え、頭から落下したケースも行った。
 3Mが日本に本格参入したのは17年10月だが、40年以上にわたり世界75カ国以上でフルハーネスを展開してきた。30日に開かれた製品発表会で、中辻陽平安全衛生製品事業部長は「40年間、顧客とコミュニケーションを取って改良してきた。われわれの強みは何が安全であり、何が動きやすさを実現できるかを“知っている”ということだ」と強調した。
 価格帯は1万円台~5万円台。主に工具商社や建築材料商社、インターネット通販を通して販売する。

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