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東急建設/中大規模木造建築に本格参入/低コスト構法確立、新ブランド立ち上げ  [2019年2月4日3面]

「モクタス」 ブランドロゴ

 東急建設が中大規模木造建築市場に本格参入する。事業推進に向けて新ブランド「モクタス」を立ち上げる。競争力強化の一環として、規格流通木材を利用して低コスト、短工期で中規模な木造建築物を構築する新構法も確立した。木材の利用拡大は国も推し進めている。今後、需要が見込まれる中大規模木造建築分野での事業拡大を目指す。
 モクタスは「都市に木(もく)を足して、心地よい街づくりに貢献したい」という思いを表現した。ブランドの創設に加えて、中大規木造建築向けの技術開発も加速。建築用資材の国内流通・輸入販売事業などを手掛けるナイス(横浜市鶴見区、杉田理之社長)と共同研究で木造建築用の「連続斜め梁構法」を確立した。
 同構法は価格が高く、納期も長くなる特注材を使わず、規格流通材で8メートルを超えるスパンの空間が構築できる。従来と比べ約20%のコストダウンと、1カ月以上の資材調達期間の短縮が可能になる。食堂や講堂、体育館など、需要拡大が見込める分野をターゲットに活用を提案する。
 「規格流通材で木現しを可能とする準耐火木造柱」「界床および界壁の高遮音化技術」「耐候性向上技術」など、関連する技術開発も急ピッチで進める。中大規模木造建築の領域で、高いコストパフォーマンスと短工期の実現に取り組んでいく。
 東急建設はこれまで、大規模なホールや駅、教育・保育施設などを木造化するなど、豊富な施工実績とノウハウを持つ。これらの知見を最大限に生かすとともに、ブランド戦略を展開し、中大規模木造建築の受注活動に力を入れる。

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